2007年11月29日

☆バイクエッセイvol.5 【 65year's Old Bike boy 】Last scene


コスモスと.jpg













次の日の朝、自分が目を覚ました時はオヤジはすでに
仕事に向かった後だった。
今朝も母親に入れてもらったコーヒーをダイニングで飲んでると
出発しなくてはいけない時間をとっくに過ぎていた。
軽トラの暖機運転をしようと玄関を開けると昨日より少し曇り気味の
日差しが指すエントランスにハンドルロックを掛けたままのCL50が
佇んでいた。
軽トラのエンジンを掛け、後に回りアオリを下ろして荷台から
ラダーレールをセットしてCLを積もうとした時、タンクとシートの間に
一枚の紙切れが挟んであった。
摘み上げて見るとインクの掠れたマジックで書かれたものだった。

『 楽しかったよ いろいろありがとう。  父より 』

寝ている自分を起こさずに、仕事に向かったオヤジが出掛けに
自分に宛てて書いたものだった。
短いながらもオヤジの感謝の言葉が胸に染みた。
それを畳んでサロペットの胸ポケットに仕舞い込むとCLを
荷台に積み、来た時と同じようにロープを掛けた。

手を振り見送ってくれる母親と妹に手を振り返し、短くホーンを
鳴らして軽トラを発進させた。
バイパスに出て信号で止められた時、荷台に積んでいるCLを
振り返って声を掛けた。

「CL君、君も楽しかったかい?ありがとうな」

柔らかい秋の日差しを受けてキラリと光っているアップマフラーの
プロテクターを確認して視線を前に戻すとルームミラーの中には
満足感に溢れた自分の笑顔が写っていた。
(終)




オヤジとCL50−1.jpg


※このバイクエッセイに登場した1967年製のホンダCL50は
 現在、当店にて展示販売しております。
 価格等の詳しいお問い合わせは当店のHPのメールフォーム
 または直接当店までお電話にてお尋ね下さい。(^^)♪

 
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2007年11月28日

☆バイクエッセイvol.5 【 65year's Old Bike boy 】scene#14


ヘッドライト&右ウィンカー.jpg














「そう、それは楽しかったね。お疲れさま」

オヤジのギャラリーを留守番していた母親に入れてもらったお茶を
飲みながら一息付いた。
普段はキチッとネクタイを締め、ここに詰めているオヤジだが
今の姿はどう見ても"買い物に来た近所のオジサン"という風情だ。
履いているライディングブーツがそれをさらに違和感を加えていた。

「それじゃ、帰るからもう少し頑張って」

後で妹が迎えにくる母親を残してオヤジとギャラリーを後にした。
車を停めてある場所に戻る時、途中のエンストが気になった。

「オヤジ、さっきエンストしてたよね?ガス欠じゃないよね??」

「ガス欠じゃないよ。アイドリングがしなくなってな。電気だろう」

「一応、アイドリングを高めに調整し直すよ」

「キャブじゃないな。たぶんプラグか、ポイントだろう。来る時から
 走り初めから40km/hまで重い感じでそれ以上は調子良かった」

さすがはこの年代のバイクに乗ってきたオヤジらしい判断だ。
確かにどっちがダメでも低速では安定しないし、ツキも良くない。
上が回って下が重いというのは点火時期の関係かもしれない。
今回は外観の仕上げを重点的にやったがエンジン自体は問題が
ないと判断したのが甘かったのかもしれない。
店にCLを持ち帰ったら点検とポイントの調整が必要だろう。

「よし、家に帰るぞ」

「はいよ。道が混雑してるから最後まで気を付けて」

すっかり暗くなり、走り慣れた道に向かって向かって走り出した。
1番道が混む時間帯だが山の手通りはそこそこ順調に流れている。
オヤジの姿は見えなかったので先を走ってるのかもしれない。
ずっと後を伴走してきたストレスもあり、2車線を軽トラとは思わせない
速度で走っていたが『愛宕トンネル』を抜けた先で渋滞にハマった。
まぁ、ここまで来ればあと10分もあれば着くだろう。と大人しく
渋滞の列に並んでいると自分の横をオヤジとCLがすり抜けていった。
「あれ?自分の方が前を走ってたのか?」
渋滞にハマっている自分と軽トラに気が付かずに走り去ったオヤジの
横顔は渋滞に気を配りながら前を見据える"ライダー"の顔だった。


オヤジより少し遅れてスタート地点の実家に到着した時はすでに
7時半を周っていた。
その後、オヤジを軽トラの横に乗せ、実家から近い石和温泉に行って
一日の疲れを癒した。
さすがにオヤジも2年振りの"遠乗り"は堪えたのだろうか、
湯船で居眠りをしそうになっていたのでいつもより早めに切り上げた。
家に戻り、母親と、迎えに行った妹の帰りを待ちながらオヤジと
ビールで今年の旧車ミーティングの話を肴に乾杯をした。
朝のプラグのことに始まり、御坂を越えたこと、ミーティング全体のこと
帰りの精進湖線のこと。自分にとっては短い1日に思えたが
オヤジにとっては朝早くから起きて準備をしていたからきっと長くも
充実を感じた1日だったかもしれない。


「それじゃ、先に休むぞ。お疲れさん」

いつもより早い時間にオヤジは晩酌を切り上げると自分の寝室がある
2階へ階段を上っていった。
いつもならその後、母親と話をしながらダラダラと酒をご馳走になる
自分も今日の疲れと、CLを仕上げてきたこの数日間の疲れで
いつもより早く寝床に着いた。
眠りに落ちそうになりながら携帯で、遠くの街に住む彼女に宛てて
メールを打った。

『オヤジの参加したミーティングは無事に終わったよ。明日帰るよ』

いつもなら長文になるのだが、それ以上文章を考える頭が回らず
寝落ちする直前に送信ボタンを押して携帯を閉じた。
(続く)

posted by urf001シュウホウ at 00:21| Comment(0) | TrackBack(0) | バイクエッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月26日

☆バイクエッセイvol.5 【 65year's Old Bike boy 】scene#13


tealramp.jpg













「それにしてもオヤジ、いいペースで下るじゃないか。やるなぁ」

40年前のCLとそれが履いてる当時のままの日東タイヤと
2年振りにバイクに乗るオヤジの姿に少しハラハラしながら
あまりプレッシャーを掛けないように、そして後から着いて来るセダンを
イライラさせないくらいの間隔とスピードをキープするのは
まるで箱根駅伝でランナーを先導する白バイ隊員の心境に近い。
もし、自分が軽トラじゃなく、しかも相棒だったSRに乗っていたら
間違いなく早々とオヤジを抜き去り、自分のペースで下るだろう。
今はそれが出来ないことが悔しさよりも息子の勤めかもしれない。
だが強いて悔しいことと言えば、自分も同じような年代のバイクで
あの時と同じようにオヤジの背中を見ながらバイクの楽しさを
教えてくれて自分にバイク整備の基礎と基本を教えてくれたオヤジと
今、一緒に走れたらもっと楽しいだろうということだった。


落差のある左コーナーを橋で越えると左には道に沿うように
芦川が流れている。
この辺りから左右に集落も増え、道もフラットで穏やかになる。
右手には町営の『上九の湯』が見えた。
いつの間にか後ろを走る白いセダンは姿を消し、黒いスズキの
ワゴンRに変わっていた。
ルームミラー越し目を凝らすと運転しているのは30台半ばらしき
女性だ。隣にはたぶん母親だろう、雰囲気の良く似た初老の
女性が背筋を伸ばしてウィンドウ越しに前を見据えていた。
女性の運転者でしかも隣に母親を乗せているならこの速度で
走ってもイライラさせることはないだろう。
そう確信して胸ポケットからタバコを取り出し、ジッポーで火を点けた。

小さな集落を過ぎると気持ちだけ上り坂になり、目の前には
『右左口トンネル』が待ち構えている。このトンネルは
さっき抜けて来た『精進湖トンネル』より全長がやや長い。
このトンネルを越えてしばらく走ると甲府盆地の眺望が広がる。
夜なら溜息が出るほどのきれいな夜景が眼に飛び込むはずだ。
運転席側の窓を開けていたからトンネルに入った時、中に篭ってる
空気が温かいのが判った。
前を走るオヤジも多少澱んではいるが、この温かさに少しは
ホッとしながら走っているのかもしれない。
助手席に置いていたデジカメで小刻みに揺れる楕円の赤い
テールランプを軽トラのウィンドウ越しに撮影してみた。

『右左口トンネル』を抜けるとやはり明らかに気温は高かった。
途中、短いトンネルを抜けて道が少しきつめな下りのカーブに
差し掛かる頃、反対車線にはハーレーだけで構成された
12、3台のツーリンググループ達が観光農園の前で
隊列を整え直していた。
これから自分達が来た方向と逆のルートで富士宮方面か、
R138を使って御殿場方面に向かうのだろうか。
1人、淡々小さな50cc原付で下って行くオヤジと、大人数で
賑やかに排気量に物をいわせて豪快に上って行く車体の大きな
ハーレーのツーリンググループが対照的だ。
下り坂も緩やかになり甲府の中心街に近くなってきた。
気が付くと日もだいぶ西に傾き、空が薄いピンクからオレンジに
近付きつつある時間になっていた。
信号待ちで引っ掛かったオヤジがこちらを振り返って何事かを
伝えようとしている。
軽トラを少し前に進め、助手席側に身を乗り出し、ハンドルを回して
窓を降ろした。

「ん?オヤジ、どした??」

「母さんが留守番してるから事務所に寄っていく」

「えっ、直接家に戻らないのか?」

自分の返事を待たずにオヤジは視線を前に戻し、信号が変わると
先に走り出した。
そうか、母親に報告したいのかな。それとももっと乗っていたいのか。
心なし先を急ぐオヤジがなんとなく可愛らしく思え、思わず笑った。
中央道の下を潜り、R358は次第に甲府市内に向かって伸びる。
甲府バイパスを越えると中心街に向かって走る車が増えてきた。
平日ならばちょうど夕方のラッシュが始まる時間になる頃だ。
今日は日曜日だからまだいい方なんだろうが、平和通りに入ると
渋滞とまではいかなくても車の流れはさらに悪くなった。
気が付くと同じ信号で止められたオヤジがエンストを何度か
繰り返すようになっている。
「ガス欠か?いや、まだ燃料はあるだろう。」
心配してると、エンジンはすぐ掛かった。
気温からしても連続走行でエンジンがダレるほどではないはずだ。
久し振りに人車とも長距離を走った疲れが出てきたのかもしれない。
一層混雑が激しくなった甲府駅前のロータリーを左折して
オヤジは自分の事務所がある湯村までラストスパートだ。
見覚えのある通りをさらに左折すると自分が通っていた高校がある。
といっても当時とは場所が違い、その面影もまったくない。
微かに校舎の壁面に取り付けてある学校名でそれと判るだけだ。
近代的なオフィスビルのような外観のブルーのウィンドウにさらに
深みを増した濃いオレンジの西日がギラリと反射した。
(続く)

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2007年11月25日

☆バイクエッセイvol.5 【 65year's Old Bike boy 】scene#13


御坂路を行く−2.jpg













この『道の駅・なるさわ』からR139を約10kmほど先に進めば
甲府市街に続くR358、通称:精進湖ブルーラインだ。
自分が大学生の頃、時々甲府から走りにきていた時は
"精進湖線"と呼ばれていたが最近は洒落呼び名に変わったらしい。
甲府側の方から来れば延々、アクセルのオン=オフで登り、
こちら側から甲府に向かえばずっと下りで時折タイトなコーナーが待つ
ワインディングロードだが幅員が狭いのと、所々に荒れた路面があり
なかなか気を抜けない道だ。
せめてもの救いは紅葉の時期なら渓谷に広がる景色が目を
楽しませてくれる。ということだろうか。
もうしばらく走る機会がなかったから記憶は曖昧になってるが自分の
R358に持ってるイメージはそんな感じだった。

渋滞というほどではないがR139を富士宮方面に向かう車の流れは
少し緩慢になりつつあった。
たぶん、これから時間を追って帰る車の数が増えるからだろう。
右手の西湖方面から合流する交差点は信号が変わるのを待つ車が
何台も列を作っていた。
前を走るオヤジのペースも心なしか、こっちに来る時より落としてる。
寒さもあるのだろうが無理に車の脇を通らず流れに合わせて
ゆっくり走ってくれた方がありがたい。
程なくR139と分岐する赤池交差点に差し掛かった。
右のウィンカーを出し、車の後で信号が変わるのを待ってるオヤジが
こちらを振り返った。

交差点を右折すると左手には精進湖が広がる。
といっても精進湖は富士五湖の中では1番スケールが小さく、
『湖』と言うよりは"ちょっと大きな池"の印象を受ける。
この辺は春が遅く、5月の連休頃になって桜が咲くこともあるが
それを狙って一部狭い幅員のある湖畔をぐるりと周れば
ひと月遅れの『桜のトンネル』を楽しむことも可能だ。
富士五湖に共通した名物のわかさぎ料理を出す"昔のドライブイン"
といった今では時代遅れな風情の店も自分がこの道を通った頃と
あまり変わっていないように見えた。
ドライブイン前の大きく右に弧を描くコーナーをオヤジとCLが
走り抜けて行く。そこからしばらくの間は湖面を左手に見ながら
右へ、左へと比較的コンディションのいい路面が続く。
オヤジとの車間距離は10mほど開けてるが今のところは
後に着いた車に煽られる心配はなさそうだ。
左に逸れる湖畔を巡る分岐点を過ぎるとすぐ目の前には
『精進湖トンネル』が口を開けて待っていた。
いつの間にかオヤジのCLの楕円形のテールランプが灯っている。
御坂トンネルより車線が狭くて、オレンジの水銀灯の数が少なく暗い
この精進湖トンネルの中では6ボルトの電球が発するその楕円の
テールランプがやけに明るく見えた。
少しラジオのボリュームを下げ、窓を降ろすとCLのアップマフラーから
小気味良く吐き出されるエキゾーストノートがトンネルの低い天井に
反射して自分を主張をするようにはっきり聞き取れた。
前を行くオヤジはその音を聞きながら何を考えて走っているのだろう。

思ったより長く感じた精進湖トンネルを抜けるとすぐに下りの
ワィンディングロードが始まる。
意図的に自分は軽トラのブレーキを踏み、CLとの間隔を広げ
自分の後ろを走る白いセダンに強めのポンピングブレーキで
減速の合図を送った。
最初は右の緩いコーナー、そこから少し急な下り坂があり次は
左にタイトに回り込むヘアピンコーナーだ。
だいぶ手前から充分に減速したCLのブレーキランプが灯り、
昔、自分が見たような典型的なリーンウィズのフォームで抜けて行く。
さっき、来る時の御坂の下りでは気が付かなかったがあのオヤジの
ライディングフォームは自分が高校の頃、オヤジがW3で、自分が
借り物のKH250で一緒に走った時に後から見たのと同じだった。

「オヤジの乗り方、昔と変わらないな。でもあまり無理はしないでよ」

今は軽トラのウィンドウ越しに見るオヤジの背中に一瞬、その時の
景色や印象がフラッシュバックした。
あれからオヤジにも自分にも等しく27年という歳月が流れていた。
(続く)

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2007年11月24日

☆バイクエッセイvol.5 【 65year's Old Bike boy 】scene#12


mr.nakaoki&masayuki.jpg














「オヤジ、お疲れさん。今年も楽しかったね」

「あぁ、天気も良かったしな。店のお客さんたちも満足したか」

「そうだね。去年は来たのが終わり間際だったから今年は
 ほぼ、最初からたくさん見られて良かったんじゃないかな?」

「さぁ、俺らも帰るか」

「そうだね。オヤジ、帰りは車に積んで一緒に乗っていくかい?」

「いや、走って帰る・・・もう少し走りたい気分だ」

「おやおや、大丈夫かい?まぁ、いいけどさ」

「帰りは精進湖線で帰ろう。その方が近道だ」

「えっ!あっちは道が狭いし、こっちからだとずっと下り坂だよ」

「同じ道を走るのはつまらん。その前に暖かい物で腹ごしらえだ」

どうやらミーティングに参加した人たちの姿に影響されたのか、
それとも久し振りにバイクに乗って気分がいいのかオヤジは
まだまだCLと一緒に走りたいらしい。
自分的にはちょっと心配だがそれも少し嬉しかった。

駐車場にCLと軽トラを停め、道の駅に併設してる軽食コーナーに
入り、『きのこそば』と『山菜そば』の食券を買った。
正面に少しトーンを落としつつある富士山を見ながら
オヤジと並んで座って温かい蕎麦を啜った。

「今年は天気にも恵まれて数も集まったが車種が偏ってたな」

「そうだね。午前中に帰ったXS−1もそうだけどW1系や
 マッハ系やBMWのR69のグループが目に付いたね」

「前はCB72やYDS−1とかも来てたんだけどな」

「日にちを先週と間違えたんじゃないの?」

「Yさんから案内が行ってるからそれはないだろう。
 まぁ、それぞれ都合が悪いか、バイクの調子が悪いんだろ」

「そうかもね。そういえばYさん、中沖さんのこと言わなかったね」

「忘れてはいないんだろうが暗い話だからしなかったのかもな」

「そうだね。自分的にはノリックもそうだけど"塗装の神様"
だったから中沖さんが亡くなったのがショックだったよ」

「いくつだったって?」

「75歳だったらしいよ。入退院を繰り返していたみたいだね。
 お盆の頃になくなったみたいだよ」

「そうか、それは残念だったが神様のお迎えが来たんだろう」

「バイク業界にとっては大きな損失だよ。ノリックもね」

「人間、気を付けていても、いつどうなるか判らんってことだ」

「そうだね、まずはオヤジも帰り道、気を付けて走ってよ」

「あぁ、無茶はせんよ」

息子として差し出がましいようなことを言ったのはオヤジに
いつまでもバイクに乗りたいという気持ちを持っていて欲しいのと
もし、楽しいミーティングの帰り道に何かがあっては困るからだ。
自分が付いていながらオヤジが転んだり、事故に遭えば母親は
妹は「だから止めなさいって言ったのに」と言うだろう。
それでなくても3年前の2月に箱根でオヤジと同年代の人が
カーブを曲がりきれず、母親と妹を乗せた車に突っ込んできたのを
目の当たりにして今だにそれがトラウマになってる。
それに自分が去年、右折してきた車に跳ねられて大怪我をして
手術と入院をしたことも家族にとってはショックだったからだ。

「一服しなくていいのか?」

「ここは禁煙だよ。車の中で吸うから大丈夫だよ」

「そうか、それじゃそろそろ行くか」


食べ終わった丼を返却口に返し、混み始めた食堂を後にした。
さすがに4時を周ると日差しがあっても気温は下がり始めている。
まして富士山の麓とあれば刻々と寒さが増してくる。
自分がちょっと前まで使っていた穴の開いたTAKAIのグローブも
少しは指先の寒さを防いでくれるだろう。
蕎麦を食べる時は暑くて脱いでいたダウンベストをオヤジが
着るのを見届けて軽トラのエンジンを掛けた。
(続く)

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2007年11月23日

☆バイクエッセイvol.5 【 65year's Old Bike boy 】scene#11


アナウンスするオヤジ−2.jpg













そんなことを思いながらゆっくりとしたテンポで進むオーナーと
愛車紹介の時間を楽しんでいるとオヤジの出番が近付いてきた。
喋ることに関しては何も心配することがないのだがやはり自分の
親とはいえ、見ているこっちが緊張する。
S氏がハンドマイクを親父に向けてそれを受け取ったオヤジが
自己紹介を始めた。

「甲府からやってまいりました、○○でございます。
今年でバイク人生は51年になります。
一昨年はホンダのCL90というバイクで参加し、昨年は動かない
トヨモーターという昭和30年代のバイクを展示させてもらいました。
今年は息子がCL50という今から40年前の50ccのバイクを
見つけて仕上げてくれたので2年振りに乗ってここまで来ました。
これから何年乗れるか判りませんが乗れるうちはまた来年も
このミーティングに参加させてもらいたいと思っております」

「おぃおぃアンタ、私より10も若いんだから今からそんなことを
言ってちゃ困るよ!そうかい。イイ息子さんを持って幸せじゃないか。
来年も頼みますよ!」

司会のS氏に突っ込まれながらオヤジはテレ笑いした。
その姿をオヤジから預かったカメラに収めたがいったいどんな
笑顔で写っているだろうか。
やはり"65歳のバイク少年"の顔なんじゃないかと思った。


旧車ミーティングのオーナーと愛車紹介のオオトリは司会を
勤めたS氏と愛車の1976年製のハーレーダビッドソンだ。
隅々まで磨かれ、ドレスアップした車体は威風堂々として現在の
同じハーレーからは感じられないオーラを放ってる。
さすがは30年以上も手塩にかけて可愛がってるだけのことはある。
それ以上に自分の贔屓目に見ても70年代のショベルヘッドエンジンの
造形の美しさは、その後のエヴォリューションやツインカム系の
ハーレーのエンジンにはない有機的な美しさを持っていると思う。
正直、自分的には80年代後半以降のハーレーダヴィッドソンには
まったくといって興味はない。
絡まるようにクランクから立ち上がる2本のプッシュロッドカバーや
アイドリングからアクセルの開け始めの時にまるで、獰猛な生き物が
身震いするように大きくブルブルと鼓動し続けるショベルヘッドの
エンジンこそがハーレーダヴィットソンだと思っているからだ。

〈ハヒッ、ハヒッィ・・ズダッ・・・ズダダッ、ズダッ、ズダダッ・・・〉

「・・・と、毎年ではありますが今年もコイツと一緒に来たわけです」

S氏の愛車紹介が終わり旧車ミーティングは最後の記念撮影を
残すのみとなった。
今年は2台の陸王を前に据えて参加者が並び主催者のY氏の
カメラに収まった。
解散の前に再度ハンドマイクがS氏に渡り、〆の挨拶になった。

「皆さん本日は遠くからも多数ご参加、ありがとうございました。
天気にも恵まれ、最高のミーティングが無事に終わりました。
最近、我々の年代を含め、二輪車の事故が増えているようです。
年を取っても気だけは若い私らですが行動や体の動きは
年齢相応です。若い人なら咄嗟に避けられるものも私らの
年代だと取り返しのつかないことになります。
昨日もレーサーの阿部ノリック君が事故で亡くなったと聞きました。
レーサーですら公道では避けられない事故もあるのです。
皆さんにはなお一層の安全運転をして頂き、また来年もここで
笑顔でお会いしましょう。本日はありがとうございました」

参加者の拍手が沸き上がり今年のミーティングは解散となった。
また来年の参加を約束して愛車に跨り手を振りつつ去ってゆく人、
同じバイクで顔見知り同士になり話に花を咲かせ直す人たち、
絶景の富士山をバックに愛車の姿を収める人。
走り去る旧車のサウンドと姿を見送る人。
それぞれに余韻を楽しみながら少しずつ会場が静かになってゆく。


「それじゃ、シュウホウさん俺らも帰ります」

「うん、お疲れさん。気を付けて帰ってね」

「今日はありがとうございました」

「また来年も見に来るといいよ」

「オヤジさんも気を付けて帰って下さいね」

「はいよ、ありがとう。また会いましょう」

ウチの店のお客さんたちもそれぞれの想いを胸に帰路を目指す。
まだ3時半になってなかったが、日が暮れて冷え込む前に
ゆとりを持って帰ることも大切だ。
会場を後に隊列を組んで走り去る5台のバイク達を見送った。
(続く)

posted by urf001シュウホウ at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | バイクエッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月22日

☆バイクエッセイvol.5 【 65year's Old Bike boy 】scene#10


マッハV-3.jpg















この旧車ミーティングは今年で28回目を迎えたそうだ。
昔、オヤジが10月のとある日曜になると、自分の古いバイクを
引っ張り出してどこかに遊びに行って来る。というぐらいにしか
認識していなかったのだが自分も参加するようになったのは
今回で3回目だ。
オヤジだけが参加していた時は主催者の方から案内状が来ると
思い出したように眠っていたバイクを慌てて整備し始めるのだが
仕事が忙しく都合が付かなかったり、10年ぐらい前は心臓を悪くし、
それ以来バイクに乗ることもほとんどなくなり、しばらくバイクから
遠ざかっていた。
それでも何度か1年に1度のミーティングに参加しようとこの時期が
近付いてくると自分の店に電話を掛けてくることがあった。

「タンクの中が錆で凄いんだ。何度洗ってもキリがない」

「それは錆取り剤を使わなきゃダメだよ」

「キャブレターからガソリンがダァダァ漏れて止まらないんだ。
 前にお前にオーバーホールしてもっらたんだがなぁ」

「それから何年放置したと思ってるんだよ、それはまたキャブを
 開けて中の部品をチェックしてオーバーホールし直さなきゃ」

「それじゃ明日の旧車ミーティングに間に合わんな」

「そんな思い出したように急にやってもダメだよ。
 古いバイクはちゃんと前から準備しておかなきゃさ。
 諦めて車で行って顔だけ出してくれば?」

「今年こそバイクで参加したかったんだけどなぁ・・・」

そんなこともあったが一昨年、ひょんな事から1969年製の
ホンダ・CL90を手に入れ、3年前のミィーティングにそのCL90で
オヤジを自走で参加させたがそれがよほど嬉しかったのだろう。
残念ながら去年は自分が交通事故に遭い、松葉杖を付くのが
やっと。という状況だったので乗せてやるバイクを用意できなかった。
「今年のミーティングには何か乗って行ける者を用意してやるよ」と
正月に実家に帰った時にオヤジと酒を飲みながら話していたのが
CL50を見つけたことで2年振りに実現できたというわけだ。


司会進行役のS氏の軽妙なトークでオーナーと愛車紹介のイベントが
和やかな雰囲気の中で進んでいく。
1台ごとオーナーが挨拶と解説をした後、愛車のエンジンを掛けて
集まってる人達にエンジンサウンドを披露する。
その様子をウチの店に来るまだ若い大学生のお客が興味深そうに
見つめていた。

「スゲェ・・・あれがホンモノのマッハVか」

「おっ、良く知ってるじゃないか?勉強してきたな」

「はい。あれって"気違いマッハ"って言われたバイクですよね?」

「そうだよ。自分の記憶が間違ってなければあれは’70年から
’71年頃のマッハVかな?次の年からフロントはディスクになる」

「今まで本とかでしか見たことがなかったんですよ」

「そうだろうな。こんな時じゃなきゃ実車を見る機会はそうないさ」

ちょうどそのマッハVのオーナーによる愛車紹介が終わった。
オーナーによってキックでエンジンに火が入れられる。

〈ボロロッ・・・ボァ・・・クワァンッ、クワァァァーーーンッッ〉

すらりと後方に伸びたメッキの3本のマフラーから独特の甲高い
空冷2サイクル3気筒サウンドがアルミシリンダーの共振音を伴って
白煙を勢い良く吐き出しながら咆哮を上げる。
心なしか、和やかなムードだった会場の空気がピーンと引き締まった。

「うわっ!あの音スゲェや!!痺れますよ〜」

「初めて生で聞いたか?昔はあの音もあの煙もOKだったのさ」

マッハVの音と白煙に圧倒された若い大学生のお客は少し
興奮気味にストレートな感想を漏らした。
当時のカワサキが世界の覇権を賭けて持ちゆる技術を投入し、
"世界一の加速と最高速"の野望を実現すべく発売された。
「じゃじゃ馬過ぎて乗りこなせない」とか「3速に入れてもまだ
フロントが浮きっ放しだ」とかマッハVの伝説や逸話は多い。
今では決して造られない、いや、造ってはいけない2サイクル3気筒だ。
自分は高校生の頃から大学1年までは、そのマッハシリーズの
末裔であるKH250に乗っていた。
しかし、同じ大学のだいぶ下の後輩に当たる彼はこういう機会が
ない限り、このマッハVに限らず彼が生まれる前の60年代から
70年代の旧車といわれるバイク達の実車を見ることも、
そのサウンドを耳にすることもまずないだろう。
だからと言うわけではないが自分よりもはるかにバイクに関しては
先輩達がメーカーの手を離れたそれを長年に渡って愛着を持って
維持しつつ、今に至るまで走らせてきたという事実を知ってもらいたい。
そう、自分もそういう先輩達から引き継いできた何かをこれからは
自分の後輩達に受け継いでもらい、バイクという愛すべき乗り物の
素晴らしさを語り継いでいってもらいたい。と思う年齢になったのだ。
(続く)

posted by urf001シュウホウ at 23:46| Comment(5) | TrackBack(0) | バイクエッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月21日

☆バイクエッセイvol.5 【 65year's Old Bike boy 】scene#9


アナウンスするオヤジ−1.jpg














オヤジはどこに行った?とぶらぶら歩いてるとこの会では
主催者のYと並ぶ有名人のS氏とオヤジが談笑していた。
S氏は有名な写真家の弟さんらしいことを以前、実家に帰る途中の
ラジオで聞いた。しかし、ご本人のS氏はおよそそれとは無関係そうな
どこから見ても"バイク道楽おじさん"の雰囲気が体中から出ている。
これ以上馴染まないだろうというほど着古して年季の入ったレザーで固め、
1976年のハーレーダヴィットソン1200FLHポリス仕様を小柄な体で
軽々と手足のように操る姿はどう見ても74、5歳と思えないほどだ。
その御仁を見てるとせめてオヤジにもいつかはまた、オヤジが持ってる
カワサキ・W3に乗せてやりたいと思う反面、S氏のように30年以上も
ハーレーに乗り続けてきた人には敵わないだろうとも思う。
数年に1度しか乗らないのならCLぐらいの大きさと軽さの旧車が
今のオヤジには合ってるのかもしれない。


一通り集まってる旧車を眺めてはデジカメで写真を撮らせてもらい
タバコが吸いたくなったので軽トラを停めている場所に戻った。
軽トラのアオリを下ろし、荷台に腰掛けながらタバコに火を付けて
空に向かって吐き出しているとオヤジが戻ってきた。

「オヤジ、そろそろ昼飯にしようか」

「まだ早いからお前は先に食べていいぞ」

「オヤジは朝飯食べてきた?」

「いや、食べなかった。それどころじゃなく動き回ってたからな」

「じゃ、もう食べた方がいいよ。オヤジの好きなバナナもあるよ」

「そうか。じゃ、そうするか」

「ちょっと待ってて、今取ってくるから」

軽トラの荷台から降りて、お茶と3個入ったおにぎりが2パック、
それにバナナと袋入りのチョコレートが入った買い物袋を
助手席から拾い上げて荷台に並んで座るとオヤジに見せた。

「随分買ってきたじゃないか、食べ切れるのか?」

「遠足じゃないから別に全部食べなくていいよ。
ハーレーのSさん、今年も相変わらず元気そうだね」

「あぁ。でもやっぱりこの間の中央道でのハーレーの事故は
同じくらいの歳の人だからショックを受けたらしいぞ」

「そうだろうね。中央道の双葉SAの先であった事故だっけ?」

「そうだ。何でも広島と長崎に千羽鶴を届けに行った帰りらしい」

「可愛そうにね。今月の頭にレーサーのノリックも亡くなったしさ」

「そうだってな。やっぱりバイクは怖いな」

「ここまで楽しそうに乗ってきて今さら何いってるんだか・・・」

「お前も気をつけろよ。それと店に来るお客さん達もな」

「あぁそうだね。そういえばそろそろみんな、来る頃かな?」

そう思って腕時計を確認すると12時を少し回った頃だった。


「シュウホウさーん!」

オヤジと並んで軽トラの荷台でちょうど3つ目のおにぎりを
食べ終えた頃、自分を呼ぶ声がした。
店のお客さんが2人、こちらに向かって歩いてきた。

「こんにちは。今、着きましたよ」

「お!来たな?お疲れさん。他のみんなは?」

「今、入り口で受付をしてると思います」

「結構集まってるんですね?驚きましたよ」

「それでも午前中に何台か帰っちゃったんだけどね。昼飯は?」

「来る途中でシュウホウさんお勧めの"吉田のうどん"食べましたよ」

「そうか。店によって味が違うんだけど、どうだった?」

「美味かったっすよ!ハマリそうな味でした」

「そうか、それは良かったね」

そんな会話をしているウチに残りのメンバーがこちらにやってきた。
去年もこの旧車ミーティングに来ているお客さん達だ。

「お疲れ様です。あっ、オヤジさんご無沙汰してます」

「おぉ、久し振りだね。今日は遠くからお疲れさま」

「お元気そうで良かったです。今日は自走で来たんですか?」

「そうだよ。今年は少し寒かったけど天気も良くって助かったよ」

「そうですね、去年は天気が悪かったですからね」

「今年は台数が結構多いですね。見応えがあるなぁ」

「ゆっくり見てらっしゃい」

オヤジとも顔見知りのウチの店のお客さん達がそんな会話をしてると
主催者のY氏がハンドマイクで案内を始めた。
いよいよ旧車ミーティングのメインイベントの『愛車紹介』が始まる。

「さぁ、それじゃ行こうか」

軽トラの荷台から降り、アオリを上げてお客さん達と参加者の
輪が出来てる方へ向かって歩いた。
(続く)

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2007年11月20日

☆バイクエッセイvol.5 【 65year's Old Bike boy 】scene#8


記帳するオヤジ.jpg













湖畔をゆっくりと進む遊覧船を見ながら河口湖大橋を渡ると
運悪く渋滞が始まった。
一昨年もこの辺りで渋滞が始まり、オヤジだけがスルスルと
先に行って姿を見失った。
「くそっ、今年もここから渋滞か。仕方ないな」
そう思ったのもつかの間、やはりオヤジは自分にお構いなく
CLを先に進めた。
「ま、ここまで来ればあと10kmないし1人でも大丈夫だろう」
半ばそうなることが判っていたのでオヤジには先に行ってもらい
自分は途中のスーパーに立ち寄り、朝と昼を兼ねた食料を
調達することにした。
もちろん、オヤジの好物のバナナも忘れずに買ったのだった。

10分ほどで軽く買い物を済ませ、正面に快晴の空の下に
堂々と聳え立つ霊峰・富士を仰ぎながら追い越し車線を飛ばし
R139へ合流した。
車の流れは多くも少なくもなかったが反対車線から向かってくる
少人数のバイクのツーリンググループの多さが目に付いた。
オヤジじゃないが、こんな天気のいい日に走るのはさぞかし
気持ちがいいだろう。この辺りにしては今日の気温はそう寒くない。
あと1週間もすれば紅葉はもっと進み、冬用のジャケットが必要だ。
2車線が1車線になり勝山村から鳴沢村に入った。
依然として先に行ったオヤジとCLの姿は見えなかったが
たぶん、もうそろそろ目的地の『道の駅・なるさわ』に着いただろう。
道路の両脇の紅葉が少しずつ彩りが着いてきた頃、道の駅の
案内看板が目に入った。

今回も旧車ミーティングの会場は『道の駅・なるさわ』の裏手にある
第2駐車場だ。一般客でごった返している正面の駐車場を横目に
左折して200mほど進むとすでに何台かの古いバイクの音が聞こえる。
入り口には主催者のY氏が自分に気が付き、お辞儀をしてくれた。
それに返すように頭を下げて視線を上げると一足先に到着していた
オヤジが左手で駐車場の奥を指差した。
「OK!」と左手で合図をし、すでに会場のそこらを埋め尽くしている
60年代から70年代の旧車のオートバイの間を擦り抜けながら
CLが佇んでる場所からさほど離れていない適当な所に軽トラを停めた。


「随分ゆっくり来たじゃないか」

「渋滞に引っ掛かって途中のスーパーで買い物をしてきたからだよ
オヤジこそ調子に乗って結構飛ばして来なかったか??」

「いやぁ、そうでもないさ」

「そうかい?御坂の登りも下りもいいペースだったよ」

「50km/hぐらいだろ。段々寒くなったし、トンネルが怖かったな」

「そうだね。後が観光バスだったから煽られなくて良かったよ」

「さぁ、受付をしてこよう」

オヤジと並んで歩き、入り口の主催者Y氏に改めて挨拶をした。

「ご苦労さまです。昨年はお世話になりました」

「今年もご参加ありがとうございます。足の方はもう治りましたか?」

「おかげさまでこの通りです。まだボルトは入ったままなんですが」

「今年はお父様は自走で来られたんですね?」

「えぇ、昨日の夜8時ごろまで仕上げて雨の中、実家に運びました」

「それは大変でしたね。その甲斐あって今日は良い天気になりました」

「そうですね。最高のミーティング日和です」

そう言うと改めて雲1つない空をバックに8合目ぐらいまで雪の帽子を
被った富士山を正面に見据えた。

「おい、あのCL50は何年式だ?」

「あれは1967年だよ。今から40年前のだって」

オヤジが記帳の途中でペンを止めるとCL50の年式を聞いてきた。
答えた自分も記帳させてもらい、それを済ませて会場に集まってる
古いバイク達を一通り眺めた。
ホンダCB750K0にK1、ヤマハXS−1、カワサキW1Sのグループ、
同じくマッハシリーズもいる。会場のあちらこちらでは顔見知り同士で
談笑の輪ができ、相変わらず和やかな雰囲気だ。
今年は小排気量車が少ないようだがその代わりどれも40年以上前の
"年代モノ"といって差し支えのないバイクばかりだ。
キレイに磨き上げられた物、ほぼ当時のままのヤレた雰囲気を
そのままにしている物、スポークの1本に至るまできれいに再メッキを
掛けてビカビカに仕上げられたもの。どれも持ち主の愛情を
たっぷり注ぎ込まれ、この日の晴れ舞台に集まってきている。
参加している人達もまた皆、それに負けないほど年季の入った
"昔の少年達"ばかりだ。この人達の中に入れば45才の自分は
まだまだ"鼻垂れ小僧"だ。

軽トラに買い物をした物から飲み物とダッシュボードに置きっ放しに
していたデジカメを取りに戻ると目に付いたバイク達をファインダーに
捕らえてはシャッターを切った。
先ほどのXS−1のグループがもう帰るらしい。
見事にレストアされた4台のキャンディーグリーンのXS−1と
同じグループらしき、カワサキのW1SAが隊列を整えている。
70年代に"バーチカルツインの双璧"と言われた似てて異なる
空冷並列650cc2気筒が青天下にそれぞれのサウンドを奏でる。
"楽器のヤマハ"らしい澄んだXS−1のOHCツインサウンドと
"鉄のカワサキ"らしい重さとどこか湿り気のあるOHVツインエンジンと
キャブトンマフラーから吐き出されるW1SAのサウンドは例えるなら
アルトサックスとテナーサックスの違いか。
その美しいホーンセクションの二重奏に鳥肌が立つほど痺れた。

「いい物が見られたなぁ。ウチのお客さん達にも見せたかったな」

そんなことを考えながら駐車場を後にする4台のヤマハ・XS−1と
カワサキ・W1SAの後姿を見送った。
(続く)


XS−1とW1SA.jpg

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2007年11月19日

☆バイクエッセイvol.5 【 65year's Old Bike boy 】scene#7


快走するオヤジ.jpg













すっかりCLにも慣れたのか、オヤジはこの緩い上り坂を50km/hから
60km/hのペースで気持ち良さそうに登って行く。
ウェストバックからデジカメを取り出し、後を確認し、追い越し車線に出て
併走しながら走るオヤジの姿にシャッターを切った。
デジカメが捕らえたその一瞬はまるで16、7歳の高校生のように
原付に乗るのが面白くてたまらない。といった表情だった。
その姿を捉えたあと、また後方に下がり、約10mの間隔を空けて
自分と軽トラがオヤジの後ろに続く。
いつもならイライラする速度だが天気がイイのと標高が上がるに連れ、
少しずつ色づき始める山々の紅葉をゆっくり眺められるので
今日はそれが苦になることはなかった。

やがて御坂山塊を貫く『御坂トンネル』が近付いてきた。
この手前で登坂車線は終わり、片側1車線の対面通行になるのだが
幸いにして自分の後ろは行楽の客を乗せた観光バスがゆっくりと
追従してきたので煽られることはないだろう。
実は今回のルートで自分が1番心配していたのはこの
『御坂トンネル』だった。
トンネル内の制限速度は50km/hだ。
当時、最新のスポーツ50ccでスピードメーターが100km/hの
フルスケールのCL50でも今となってはそこまでは出ないだろう。
ましてバイクに乗るのが2年振りのオヤジがこのトンネル内で
全開走行をするはずがない。
出しても精々60km/hで走ると考えれば、自分の後を走る車が
その速度に苛立てば追い越すか、煽ってくることもありうる。
と、考えていたからだ。
自分の後ろが観光バスだったのはラッキーだったかもしれない。
そんなことを考えながらオレンジ色の水銀灯がストロボのように続く
御坂トンネルの中を快調に走るオヤジの背中と、赤い楕円形の
古めかしいCL50のテールランプをウィンドー越しに見守った。

トンネルの向こうに白くカマボコのような出口が徐々にその形を
大きくさせて無事にトンネルを抜けた。こっちの方の天気も快晴だ。
天気に関しては問題なさそうだがまだ気は抜けない。
ここから河口湖湖畔近くまでは下りのワインディングが続くからだ。
ここまでの道のりに急なカーブはほとんどなかったのだが
ほんの2kmあるか、ないかのワインディング区間でも2年振りに
バイクに乗るオヤジと新車当時から装着されている40年前の
すでに石のように硬化したオリジナルのブロックパターンを持つ
当時の"NITTO TIRE"(日東タイヤ)では後姿を見守る
自分の方が乗ってるオヤジより神経を使う。
しかし、その想いは杞憂に終わった。車体にもタイヤにも無理を
させない走りで無事にワインディング区間を下った。
「ふぅ。」と軽トラを運転しながら溜息を付いた自分の目には
山頂に雪を頂いた富士山の姿と甲府より確実に低い気温に
"ブルブルッ"っと寒そうに体を震わすオヤジの後姿が映った。
(続く)


河口湖を行く.jpg
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2007年11月18日

☆バイクエッセイvol.5 【 65year's Old Bike boy 】scene#6


oyaji&cl50-3.jpg














市街地を最初はおっかなビックリ走っていたオヤジだったが
どうやらすぐに"勘"を取り戻したようだ。
その姿を軽トラのウィンドー越しに見てるとふと思い出した。

「タンクにガソリンが入ってないはずだ。早く入れてもらわないと」

信号待ちで止まり、軽くホーンを鳴らすとオヤジが「何事か?」と
振り返ったので"窓から顔を出して「ガソリン!」と叫んだ。
「んん?」と言いたげな顔をこちらに向けたオヤジが耳に手を当てた。

「オヤジ、ガソリン入れなきゃ!ガソリンッ!!」

少し耳が遠くなり始めてるオヤジには聞こえないのか、首を傾げている。
軽トラから降りて直接言わなきゃダメだなと思った瞬間、前の信号が
赤から青に変わった。

「チッ、次の信号で言ってやらなきゃ」

その間にも何軒かのガソリンスタンドの前を通ったがオヤジはまったく
ガソリンの事を気にしていないのか、その度に自分がハラハラした。
やっとのことで信号に引っ掛かり、シートベルトを外し、後方を確認して
ドアを開け、オヤジが乗るCLに駆け寄った。

「オヤジ、早くガソリン入れなきゃ!ガス欠になるよ」

「ガソリンか?それなら今朝、満タンにしておいたよ」

「えっ!いつの間に??だって走らなかったじゃん?」

「お前がまだ寝てるウチに向こうにプラグを取りに行ったついでに
ガソリンも買ってきて目一杯入れておいたから大丈夫だ」

血相を変えて走ってきた自分に余裕の表情で笑った。
なんだそうだったのか。いったい何時から起きて準備をしてたんだ?
半分納得して半分呆れながら信号が変わる前に軽トラに戻った。
シートベルトを締め直しながら昨日の晩、寝る前にオヤジに自分が
「明日は嬉しくて4時半頃には目が覚めるんじゃない?」と
半分冗談のつもりで言ったのは実は冗談ではなかったのか。と思った。


ガス欠の心配がなくなれば後はある程度の間隔を取ってオヤジの
後を見守りながら走ればいい。
河口湖に続くR137は御坂トンネルの手前まで全線登坂車線がある。
自分がまだ高校生だった頃は道も悪く、一部にしか登坂車線が
備わっていなかったため、ノロノロと坂を登るトラックや黒煙を上げ、
喘ぎながら登っていくバスにイライラしたものだった。
自分も16歳の時、原付でこの道を河口湖を目指して走ったことがあった。
エンジンは唸っても一向に伸びないスピードに焦りと苛立ちを覚えながら
この長い坂を越えて行ったことをオヤジの後姿を見て思い出した。
(続く)


御坂路を行く.jpg




posted by urf001シュウホウ at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | バイクエッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月17日

☆バイクエッセイvol.5 【 65year's Old Bike boy 】scene#5


出発!−1.jpg













ダイニングでタバコに火を付けていると母親がテーブルに
コーヒーを運んできてくれた。

「まったくお父さんの道楽に付き合ってもらって悪いねぇ」

「いや母さん、いいんだよ。年に1度のオヤジの楽しみだし自分も
たくさんの旧車が見られるのも楽しみだしね。それにウチの店の
お客さんたちも楽しみにしてるイベントだから」

オヤジはバタバタと家の中を歩き回ってすでに出発の準備を整え、
神棚にお祈りし、セーターにダウンベストを着て玄関に向かう背中には
遠足に行く子供のようにDバックを背負っている。
ゆっくり朝のコーヒーを楽しみたかったがそうもできないようだ。
タバコを灰皿に揉み消し、カップに半分残ったコーヒーを飲み干した。


「それじゃ、母さん行ってくるよ」

「気をつけて。お父さんをよろしくね」

「うん」と頷き、車のキーを持ち、ウエストバックに携帯とデジカメが
入ってることを確認して玄関から外に出た。

「そうだ、忘れるところだった!オヤジ、これかぶって」

助手席から店にあった車体の銀色によく似た色の半帽を手渡した。

「なんだ?こっちをかぶるからいいぞ」

オヤジはどこからか見つけてきたのか、工事用のような雰囲気のある
古くて年季の入った白いヘルメットをかぶろうとしていた。

「どこから見つけてきたんだい?でもそれじゃ危ないって!
ホントはこの半帽でも被せるのは自分的には嫌なんだけどさ」

「これはお前が生まれる前に買ったヘルメットだ。プラグレンチと
一緒に向こうから持ってきたんだ。ダメか?」

「危ないって!それは車で運ぶからこっちをかぶってくれよ。
古いバイクだからってヘルメットも古いのをかぶることはないよ」

「・・・そうか。それじゃ仕方ないな」

ちょっと前までなら自分の言う事を聞かずにガンと突っぱねるオヤジも
年齢相応に考えも丸くなったのか、素直に自分が持ってきた
ヘルメットをかぶってくれた。
よく見るとどこから見つけてきたのか、正面に黒に赤いラインが大胆に
あしらわれたバイク用のブーツも履いていた。

「あれ?オヤジ、そのブーツ、どうしたの?」

「これか?これも向こうの家から探してもってきたんだ」

「そんなブーツ持っていたっけ?」

「これはお前も1度履いたことがあるはずだぞ」

「えぇ?覚えがないなぁ。よく残っていたね」

自分の記憶にはないそのブーツはいかにも、’70年代風の
野暮ったいデザインだが今ではそれがやけに新鮮に見える。
しかも保存が良かったのか、見た目には新品のような程度だった。

「そうだ!写真を撮ってくれ。背中にカメラが入ってるから」

オヤジの背負ってるDバックのチャックを開き、コンパクトカメラを
取り出した。

「オヤジ、バイクに跨って。目線はこっちに・・・撮るよ!
 はい、ポーズを変えてもう一枚」

玄関をバックに嬉しそうな顔をしてカメラのファインダーに収まった
オヤジの笑顔は2年前にCL90に跨って同じ位置で撮った時より
少し歳を取ったように見えたが、その時より嬉しそうな顔はまるで
バイクが大好きな少年がそのまま65歳になったようだった。

「さぁ、もう行くぞ!後からゆっくり来てくれ」

早く走りたくて仕方がないのか、自分がカメラをしまうのも
もどかしそうにオヤジはCLのスタンドを降ろすとキックを踏み降ろした。

〈ババババ・・・ボロロロローーンンッ、ボボボボボーー〉

さっきプラグのカーボンをキレイに落としてプラグクリアランスも
しっかり調整したおかげでCLはまたもキック1発で目を覚ました。
クラッチを切り、ギアをローに踏み込み玄関で見送る母親に片手を上げて、
スルスルとオヤジとCLはぶどう畑の中の小道を走り出した。
それを見届けた自分も軽トラのエンジンを始動し、ギアをバックに入れ
方向転換をしながら母親に向かって軽くホーンを鳴らして後を追った。
(続く)


posted by urf001シュウホウ at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | バイクエッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月16日

☆バイクエッセイvol.5 【 65year's Old Bike boy 】scene#4


プラグC6HA.jpg















「・・・ダメだ、やっぱりエンジンが掛かからん・・・」

ぼんやりとした夢の中にオヤジの声がしたような気がした。
"ハッ"っと反射的に飛び起きて枕元に置いた携帯を開き、
時間を確認すると8時24分だった。
風呂に入り、寝付いたのが3時半過ぎだったから5時間弱しか
寝ていなかった。
寝入る前からそのことが気になっていたせいで眠りは浅かった。
「今、いくよ」と声のした方に返事をすると布団の横に脱いでいた
サロペットを着て靴を履き、玄関から表に歩み出た。
澄んだ朝の空気と台風一過で眩しいほど晴れ渡った日差しがCLの
メッキのアップマフラーをいっそう煌かせていた。
その傍らにしゃがみこんで眉をしかめているオヤジの姿があった。

「やっぱりカブってるな。ほれ、見てみろ」

おもむろにプラグレンチに刺さったまま、黒くカーボンが堆積し
薄っすら濡れているプラグを自分に向けて差し出した。

「あれ?オヤジ、プラグレンチがあったのか??」

「あぁ、今朝な、向こうに行って探してきたんだ」

"向こう"とは今の実家に移る前に住んでいた"実家"の方だ。
そこは借家だったが今でもまだ、たくさんの家財道具と庭には
10台以上のバイクが放置してあるため、今だに借りたままだった。
自分的には今の"実家"より中学、高校を過ごし、そこでバイクを
いじっていた時間が長いので今でもそっちが実家だと思ってる。

「そうか、良く見つけたね。プラグレンチがあれば何とかなるよ」

オヤジからプラグレンチについたままのC6HAのプラグを受け取り、
プラグをじっくり観察するとだいぶ電極も減っていてプラグの
クリアランス(隙間)も広くなっている。これじゃ満足な火は飛ばない。

「クソッ、このプラグなら店に山ほど眠ってるのにな・・・」

後悔したところで何とかしない限りエンジンに火は入らない。
とりあえず今手元にある道具で何とかしなければ・・・

「そうだ、これは使えるか?」

そう言ってオヤジが奇妙な形の工具らしきものを自分に差し出した。

「これは・・・シックネスゲージとプラグクリアランスゲージか??」

「カブの車載工具の中から持ってきた」

その奇妙な形の工具と呼べないような約0.5mmほどの薄い鉄の板と
先がL型になった直径1mm、長さ4cmくらいの鉄の棒はたぶん、
バイクに乗ってる人間や今のバイク屋の人間でもパッと見ただけでは
何に使うものか判断できないだろう。
かく言う自分も昔に見た記憶だけでそれが何に使うか薄っすら
覚えていただけで現物を見た今、パッと思い出しただけだった。
「昔のスーパーカブの車載工具にはこんなものまで付いていたのか」
と、感心させられるがそれはスーパーカブを購入した顧客に対する
メーカーの心配りと「それくらいのことをは持ち主が自分でやれ」という
メーカーからの提案でもあったはずだ。

「ありがたい!ちょっと借りるよ」

オヤジからその小さな"特殊工具"を受け取るとサロペットの
ポケットからジッポーを取り出し、火を付けてガソリンで湿ってる
電極の周りを炙って乾かした。
シックネスゲージになってる薄い板をドライバーの代わりにして
電極の周りに堆積したカーボンをこそげ取る。
さらに中心電極が生えている周りにはクリアランスゲージに
なっているL型の部分を差し入れてガリガリと出来るだけカーボンを
掻き落とした。たぶん、しばらくプラグの清掃をしていなかったのだろう。
小さなC6HAのプラグから驚くほどのカーボンが取れた。
次はプラグクリアランスゲージで電極間の隙間を測る。
一目見ても明らかに広過ぎる。これじゃ火の飛びも悪いはずだ。
プラグレンチからプラグだけを抜き、エントランスのタイルに軽く
電極を打ちつけた。力加減を間違うと電極同士がぶつかってしまう。
〈カツンッ、カツンッ!〉
2度ほど打ち付けて目視で確認、ゲージを入れるとまぁまぁ良さそうだ。

「よし、火が飛ぶかチェックしてみるよ」

メインキーをONに捻り、ニュートラルランプが灯ったことを確認し、
プラグキャップを被せ、シリンダーヘッドにプラグをアースさせて
右手で力強くキックアームを押し下げた。

〈バチバチ・・・〉

晴天の空の下でもはっきり確認できるくらいの白色の火が飛んだ。

「大丈夫だ、これならいける!」

不安そうに覗き込むように見守っていたオヤジに"ニヤリッ"と
目線を送り、生き返ったプラグをプラグキャップから抜き取り、
ポケットに入れていたプラグレンチを同じくカブの車載工具の1つの
プラスドライバーのシャフトを通して締め付ける。
プラグキャップを被せ直し、まだボルトが入ったままの右足で力強く
キックアームを踏み降ろした。

〈ボボボボボ・・・ボボボォォォーーーンンッ!〉

アップマフラーからくぐもるような排気音と黒煙を吐き出しながらも
CL50は1発目のキックで覚醒した。

「おぉ、掛かったな!さすがバイク屋だ。よかった」

「まぁね」

安心したように顔を綻ばせたオヤジに左手で親指を立てながら
右手では巻き取り式のアクセルを少し開けた所で固定したままで
ニヤッっと笑って見せた。

「一昨日まですぐエンジンが掛かってたからプラグは油断したよ。
オヤジがプラグレンチとこの工具を見つけてきてくれたおかげだよ。
いくらバイク屋でも道具がなければどうにもならないとこだったよ
ホントはプラグを新品に換えてやりたいとこだけどとりあえずこれで
何とか大丈夫だと思う。ダメだったらすぐにピックアップするから」

確認のため、1度エンジンを止め、もう一度キックを踏んでみた。
やはりキック1発でエンジンは難なく始動し、アイドリングも安定してる。
「ふぅ〜」と安堵の溜息を漏らしてエンジンを止めた。

「よし、準備してもう出よう」

「もう出るのかよ?まだ9時前だよ」

「いや、受付は10時からだし、会場まで1時間はかかるだろう。
それに途中で何があるか判らんから早めに出発する。
お前は後からゆっくり来ていいぞ」

エンジンが掛かるのを待ちきれなかったかのだろう。
オヤジはそう自分に言い残すと家の中に入りかけた。

「そうはいかないさ・・・わかったよ。すぐ出る準備をするよ」

半分呆れながらも今日の主役はオヤジとこのCL50で自分は
そのサポートに徹するためここへ来たのだから渋々従うことにした。
少し汚れた手でまだ昨日の酒と眠さが残る頭を掻きながら
後を振り返ると、オヤジに負けないほど早く走りたいと言いたげな
CLがさらに明るさを増した朝の日差しの中に輝いていた。
(続く)

右エンジン周り−2.jpg


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2007年11月15日

☆バイクエッセイvol.5 【 65year's Old Bike boy 】scene#3


ニュートラルランプ点灯.jpg















ぶどう畑の中を抜け、実家に着いたのは11時を少し周った頃だった。
軽トラのエンジンを止め、ドアを閉めて家の中へ入ろうとした時、
玄関のドアが開き親父と母親が出迎えてくれた。

「ただいま。こっちはだいぶ前に雨は止んだのかい?」

「お帰り。雨の中大変だったね。こっちはさっき上がったところよ」

「お疲れ。おぉ、これが例のCLか?随分きれいじゃないか!」

「そりゃ、この1週間コイツにずっと付きっ切りで仕上げたからね」

「さぁ、早く家に入って一杯やりなさい」

「うん、そうするよ」

そう言って家の中に入ろうとした自分に「エンジンは掛かるのか?」と
オヤジが聞いてきた。

「なんだよオヤジ、乗りたいのか?明日の朝に降ろすよ」

「いや、そうじゃないが積んだままだと可愛そうじゃないか。
それに盗まれちゃ困るから玄関の中に入れてやれ」

「都会じゃないから大丈夫だよ」

「いや、判らんぞ。今の世の中、油断は出来ないからな」

「わかったよ。まったく、しょうがねぇなぁ」

渋々、CLを縛っていたロープを解き、アオリを下ろし、ラダーレールを
セットして荷台の上からまだ濡れている地面にゆっくりとCLを降ろした。
左のサイドカバーの上にあるメインスィッチを捻ると水滴で曇った
スピードメーターの左上にグリーンのニュートラルランプが明るく灯った。

「ほぉ、バッテリーも生きてるのか」

「そりゃ、ちゃんと充電してきたからね。オイルも交換済みだよ」

「エンジンは調子いいのか?」

「異音もないし、エンジンの掛かりもいいよ。掛けてみようか?」

レバーになってるチョークを引き、キックを踏んだ。

〈ストトトト・・・ストトトト・・・パスッ、〉

「ありゃ?掛からないな??せっかくキレイにしたのに雨に
濡らされたから機嫌が悪くなったのかな?」

昨日までキックを2、3回踏めばすぐにエンジンが掛かっていたのだが
どうやら雨の中荷台に括りつけられてきたから機嫌が悪いらしい。

「ちょっと待って、押し掛けしてみるよ」

「いや、明日でいい。もう遅いから」

「大丈夫、ちょっとやってるみよ」

チェンジペダルを前に踏み、車体を前後に揺すってさらにギアを
4速まで送り込んだ。クラッチを握り、勢いを付けて押し出し、
飛び乗った瞬間にクラッチを放す。

〈スポポポポ・・・スポポポポ・・・パスッパスッ・・・・〉

「クソッ、掛かりそうで掛からないな」

クラッチを切ったり、繋いだりを何度か繰り返したがCLは
相当ヘソを曲げているのか、掛かる気配を見せない。
家の前の道を2往復した所で自分の息が上がってしまった。

「ハァハァハァ・・・これだけやって掛からないのはガス欠か」

「もういい、明日の朝になったらやればいい。家に入りなさい」

「そうだね。最悪、掛からなかったら軽トラに積んで参加だね」

息を整えながら店を出る直前にチェックしなかったことを後悔した。

「玄関の中に入れてくれ。たぶん入るだろう」

オヤジがドアを手で止めてる横を1段高くなってるエントランスに
勢いを付けて前輪を乗せると力任せにCLを玄関の中へ納めた。
蛍光灯の灯りの下で改めてCLを見た親父が呟くように言った。

「ホントに40年前のバイクとは思えないほどきれいじゃないか」

「そりゃ、元が良かったけどそれに手間隙をかけて仕上げたからさ。
 錆びてたネジ類はステンに換えたし、特にエンジン回りで磨ける
 アルミの部品は全部、自分がハンドポリッシュで磨いたからね」

「これは明日が楽しみだ」

「うん。明日は天気が良さそうだからもっときれいに見えるよ」

「それよりお前の手、凄いな」

出掛けの直前まで手を汚して磨いていたせいで爪の間には
洗剤で落とし切れなかった1週間分の汚れが黒い輪を作っていた。

「さぁ、手を洗って一杯やりなさい」

「うん、そうするよ」

靴を脱ぎ、洗面所に向かい、石鹸で手を合わせて擦りながら
頭の隅ではエンジンが掛からなかったことを考えていた。

「まずはガソリンを入れて、プラグの状態をチェックしなきゃな・・・
しまった!スペアーのプラグもプラグレンチも持ってきていないぞ!
どうしよう・・・」

その想いはビールを飲みながら母親が用意したつまみを口に
運んでる間も消えることはなかった。

「まぁ、何とかするさ。俺はバイク屋なんだから・・・」

オヤジが先に休み、母親が敷いてくれた布団の中に入ってから
寝付くまでの間、そのことだけを考えていたが最後はそう結論して
いつしか酔いのおかげで深い眠りの淵へ落ちていった。
(続く)


posted by urf001シュウホウ at 23:02| Comment(1) | TrackBack(0) | バイクエッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月14日

☆バイクエッセイvol.5 【 65year's Old Bike boy 】scene#2


タンクマーク−3.jpg















「よし、こんなモンでいいだろう・・・きれいになったぞ」

定休日も返上し、本業が終わった後もこの1週間はほぼ毎晩、
コイツに付きっきりだった。
元々コンディションが良く、業者オークションで手に入れた時から
エンジンは実働だったのでもっぱら外観のリフレッシュに時間を費やし、
オヤジの参加する旧車ミーティングの前日の夕方にやっと仕上がった。
幸か不幸か、この日は台風20号が関東に接近し、大荒れの1日だった。
さすがにこんな荒天の日に店にやってくるお客はいなく、そのおかげで
最後の仕上げの追い込みが出来、何とか間に合った。という感じだ。

磨き上がった車体を見ながらいつもそうするようにタバコに火を付け、
1人悦に浸りながら深く吸い込んだ煙を吐き出した。

「さぁ、オヤジが待ってる。行こうか、CL君」

短くなったタバコを灰皿で揉み消すと台風の吹き返しの風雨の中、
仕上がったばかりのCLを軽トラに積み込み実家に向かって走り出した。



「このバイクはホンダかい?なんて言うバイクだね?」

雨もすっかり上がり、時折雲の切れ間から月が覗く頃、休憩で
立ち寄った道の駅のトイレから戻り、軽トラのドアを開けようとした自分に
60代後半と思える白髪頭を短髪にした初老の男が声を掛けてきた。

「これですか?ホンダのCL50という40年ぐらい前の50ccですよ」

「ほぉ、ホンダの古い50かい?このマークが懐かしいじゃないか」

そういってその初老の男がCL50のタンクのウィングマークを指した。

「あぁそうですね。それは60年代のホンダのマークですからね」

「ワシも昔、このマークのバイクに乗ってたんだよ。」

「そうですか」

「あぁ。えーっと、あれはなんだったかなぁ・・・」

そう言って初老の男は目を瞑り、眉間に皺を寄せ、腕組みをして
唸りながら必死に思い出そうとしていた。

「ダメだ、思い出せん・・・これはどこかへ持っていくのかね?」

「えぇ。実家のオヤジが明日、古いバイクの集まりで乗るんです」

「そうかい。それは親父さんも楽しみだろう。羨ましいものじゃね」

「今はバイクには乗られてないのですか?」

「ワシも若い頃は乗ったがとっくにバイクは止めたよ。今じゃあれで
ここへ時々、水を汲みにくる時ぐらいしか車にも乗らんよ」

そういって少し先に止めてある銀色のワゴン車を指差した。
胸のポケットからタバコを取り出し、ズボンのポケットに手を入れ、
安っぽいライターを取り出すとタバコに火を点けた。
一瞬、ライターの灯りが初老の男の顔に刻み込まれた皺を
浮き上がらせた。

「ワシの孫もホンダのスクーターの乗っ取るんだが最近の若いのは
 あまりこういうバイクには乗らんものかね?」

「バイクが好きな子は今でもスクーターよりこういうバイクに乗りますよ」

「ワシらの頃はみんなこういう50ccのバイクに乗ったもんだがね」

「自分もそうですよ。スクーターは便利ですけどつまらないですから」

「ワシもあと5歳若かったらもう一度、こういうのに乗ってみたいものだ」

「その気があればいくつになっても乗れますよ。それじゃ・・・」


まだ何か話したそうなその初老の男に軽く頭を下げ、ドアを開けた。
シートベルトを締め、エンジンを掛けミラーを覗くと、さっきの初老の
男がタバコを燻らせながらこっちを見ていた。
正確には月の明かりを受けて荷台に佇む、赤と銀の古めかしい
カラーリングのCLの先にある何かに視線を向けているようだった。
(続く)


posted by urf001シュウホウ at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | バイクエッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月13日

☆バイクエッセイVol.5 【 65year's Old Bike boy 】



駐ヤ場にて.jpg














【 65year's Old Bike boy 】



「お父さんの古いバイクのミーティングって今週末なの?」

「うん、そうなんだ。だから今夜もそのバイクの仕上げをやってるよ」

「そう、大変ね。でもそれも親孝行なんじゃない?」

「あはは、そうだね。去年はバイクを用意してやれなかったからね」

「それじゃ頑張ってね。あまり遅くにならないようにね」

「うん、ありがとう。頑張るよ」


遠い街に住む、あまりバイクには興味を持っていない彼女とそんな
やり取りをした後、また先週から仕事の合間をみて整備をしている
40年前の古いバイク向き合った。


「オヤジ、この前、業者オークションで珍しいバイクを買ってきたよ」

「ほぅ、なんていうバイクだ?」

「ホンダのCL50。見立てが間違いなければ1967年製のだよ」

「何?そんなに古いバイクか??程度はいいのか?」

「あぁ、ちゃんとエンジンも掛かるよ。コンディションもかなりイイよ」

「それは凄い物を見つけたな?高く売れそうか??」

「どうだろうね?こういうのを買う人はマニアだからわかんねぇよ」


別な用事で店に電話をして来たオヤジとそんな会話をしたのは
まだ梅雨の頃だった。
たまたま自分の店にあったバイクを処分しに業者オークションに
前日搬入に行って帰ろうとした時、何かが自分を呼び止める気がした。

「ん?何だろう・・・」

長年、この仕事をしていると時々その"何か"の声が聞こえることがある。
あの時もそうだった。

「何かが自分のことを呼んでいる・・・」

出口に向かっていた自分は足を止め、その"何か"の声のする方に
視線を向けた。
日も西に傾き始めたオークション会場のプールに整然と並べられた
バイクの群れの中にメッキのアップマフラーに鋭く夕日を反射した
1台の赤と銀の小さなバイクを見つけた。

「あれは?ホンダのCL50か?・・・ちょっと待てよ」

そのメッキマフラーに吸い寄せられるように近付いて行き、よく見ると
それは今、"復刻版"として販売されてる【CL50】ではなく、本物の方の
【CL50】だった。

「これは・・・オリジナルのCL50だ。信じられないほど程度がいい」

現行モデルの復刻版CL50ならオークション会場では全然珍しくない。
しかし、今、自分の目の前にあるのはおよそ今から40年前のホンモノの
【CL50】だった。
自分の記憶が確かならばコイツは当時、ロードモデルの【SS50】と
双璧を成すホンダの50ccオフロードスポーツバイクだ。
【SS50】と違うのはオフロード色を強めた外観の他はエンジンの
馬力が【SS50】の6.0PSに対して5.2PSとデチューンされ
ミッションもリターン5速からオフロード走行を前提に減速比を
ワイドに振られたロータリー4速になっている点だったと思う。


「コイツが自分を呼んでいたのか・・・」

それがこの元祖【CL50】との出逢いだった。
翌日の業者オークションで自分が思うよりあっけなく落札出来たのも
何かの縁だったのだろう。
こうして元祖【CL50】は自分の手元にやってきた。


「まだあのCLは店にあるのか?」

お盆に実家に帰り、夕食のビールを酌み交わしながらオヤジが
唐突に聞いてきた。

「CL?あぁ一昨年オヤジが乗った90の方かい?」

「あれもまだあるのか??そうじゃなくて、この間手に入れた方だ」

「あぁ、あるよ。まだ買ってきて何もやってないからね」

「またネットに出すと売れそうか?」

「さぁね、忙しくてまだ仕上げていないからネットには出してないけど
出したらたぶん、すぐ売れるんじゃないかな?あれだけ程度のイイ
40年以上前の"元祖・CL50"なんてもう手に入らないだろうからね」

「そうか・・・」

「なんだオヤジ、まさか今年の秋の旧車クラブのミーティングに
行く時にそれを貸せ!って言うんじゃないだろうな?」

先手を打つつもりで言った言葉はやはり図星だったらしい。
少し酒の周った赤い顔で決まり悪そうに"ニヤッ"とオヤジが笑った。

「いや、売れる宛てがなかったら借りようかと思ったんだがな」

「なんだ、やっぱりそうか。まぁ、それまで売れなかったら貸してやるよ」

そう言った自分の言葉が本当になることは薄々判っていたのだが。
(続く)


posted by urf001シュウホウ at 00:54| Comment(12) | TrackBack(0) | バイクエッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月09日

追悼:【 星になった天才ライダー】


「えっ!ノリックが死んだって!?」


たまたま店に遊びに来ていたマイミクdaisanjiさんから耳を疑うような
ニュースを聞いた。

「昨日の夕方、突然Uターンをして来たトラックに突っ込んだそうです」

その時、店に居合わせた少し前までロードレースをやっていた元チーム員の
K田と顔を見合わせながら「嘘だろ?」と呟いた。



それは今から16〜7年くらい前だっただろうか。
全日本や世界GPの影響を受けてミニバイクレースが各地で急激な人気を
博していた頃、モトチャンプ誌でその名前を度々を取り上げられる、ある1人の
少年ミニバイクレーサーがいた。
秋ヶ瀬サーキットを中心に数々の優勝を手にした彼は中学校を卒業すると
某バイク誌の専属ライターの仲介でアメリカに渡るとモトクロスのシリーズ戦に
参戦しそこでシリーズチャンピオンになると次はダートラックの修行を始め、
そこでも何度か優勝したと知った。
その1年後、帰国すると当時のノービス125ccでロードレースを始める。
そしてYAMAHA系の某監督に才能を見出され、一時そのチームに籍を置くが
翌年、ホンダのサテライトレーシングチームである『BLUE FOX』から当時の
全日本ロードレースの最高峰GP500に参戦するようになっていた。

「へぇ〜っ!阿部典史っていうのか!まだ17才なのに国際A級で
全日本GP500に参戦してるとは凄いヤツがいるもんだな!」

ロードレースが好きだったが「自分には才能がない」と早くから
レーサーとして走ることはせず、小さいながらもミニバイクレースの
チーム監督を務めていた当時の自分はレースの世界でその頭角を現し始めた
阿部典史=ノリックの活躍を知ることになった。


「なんでもヤツの走りにフロントタイヤがついていけなくってダンロップが
 "ノリックスペシャル"ってタイヤを用意してるらしいですよ」

ミニバイクを卒業して筑波サーキットでSPクラスのレースに参戦していた
元ミニバイクのチーム員だったか、サーキットに出入りするタイヤの問屋から
まことしやかにそんな話を聞いたことがあった。
そして’93年、シーズン初参加にして若干17才で全日本ロードレースの
最高峰GP500クラスで彼はチャンピオンになった。

「ノリックって天才か?それとも化け物か!?」

直接、全日本ロードレースに関わっていない自分でもその知らせに
鳥肌が立つ思いをしたことを今でも覚えている。
自分的に過去の日本人のレーサーで自分が「コイツは天才だな!」って
思ったのは"プリンス"と呼ばれた片山敬済か、宮城光くらいだった。


ノリックの走りでその当時のロードレース・世界GP500ccクラスを
知ってる者なら決して忘れられない出来事は翌’94年の春に鈴鹿で
行われた『日本GP・500ccクラス』だろう。
ワイルドカードで"ミスタードーナッツ・飲茶レーシングチーム"から
NSR500で参戦したノリックはその年、念願のワールドチャンピオンに
なったK・シュワンツとその後、前人未到のV5を成しえるM・ドゥーハンを
ピタリとマークし、追い回し、一時はトップを走っていたK・シュワンツにさえ
後塵を浴びせるという見る者を震撼させる怒涛の走りをした。

「ノリックがトップに立ったぁぁぁぁぁーーーっ!!」

鈴鹿サーキットに実況アナウンサーの絶叫と観客の地鳴りのような歓声の中、
"レイトブレーキング"の鬼といわれるシュワンツも青ざめるほど無謀といえる
突っ込みで1コーナーに進入すると目の前に現れた周回遅れのマシンに
接触するのを避けるため、自爆するようにスポンジバリアに激突した。

「シャカッッッーーー、グワッァァァァァーーン!!」

1コーナー手前に設置されたカメラがその前を滑るように前方に
転がりながらスポンジバリアに激突するNSRとノリックの姿と音を
捕らえ、鈴鹿サーキットの観客の歓声は一瞬にして悲鳴に変わった。
幸いノリックの怪我は大事には至らず、悔しそうに起き上がる姿が
場内のオーロラビジョンとTVの画面に大映しされた。
後にシュワンツは「あの時の彼(ノリック)は僕よりクレージーだった」と
その時の日本GPを回顧した。
その日本GPはシュワンツの優勝で幕を閉じたが予選からノリックの
切れた走りに注目をしていたのが前年のレース中の大怪我で引退し、
車椅子生活を余儀なくされた前年の世界GPチャンピオンW・レイニーだった。
あっけない幕切れのレースの結果に「これで自分の世界GPは終わった」と
メディカルチェックを受けたあと落胆していたノリックをレイニーは自分の所へ
呼び寄せると「最高の走りだったよ。来年はウチで走らないか?」と
直接ノリックに来期の契約のオファーを申し出てきたという。
しかし、ノリックはサテライトチームとはいえホンダ系のチームに所属していた。
レイニーは引退していたがヤマハワークス直系のチーム・ケニーロバーツに
籍を置き、自らも250ccクラスで"チーム・レイニー"を率いる人間だ。
自分の尊敬するW・レイニーからいきなり世界GPを走ることが出来るチャンスと
夢のような話を直接されたとはいえ、ノリックにはどうしようも出来ない
ホンダvsヤマハの関係とメーカー同士とは関係ない表には決して出ない
人間的な大きいしがらみがあるのがレースの世界だ。

『当社契約の阿部典史選手は今期の契約を解消しヤマハへ移籍します』

チームブルーフォクスから前代未聞ともいえるプレスリリースは
そのシーズンの途中でホンダ経由で自分の手にも回ってきた。

「それほどまでレイニーはノリックを欲しかったのか・・・」

一説にはレイニーが師匠であるケニーにノリックを獲得することを進言し、
ケニーはそれをヤマハのレース部門に直訴し、ヤマハにレースで多大な貢献と
栄光をもたらした偉大な2人のワールドチャンピオンの申し出に対して
慣例と慣習に縛られている上層部に重い腰を上げさて、当時この世界では
反則ともいえるシーズン中の獲得のため、ホンダとサテライトチームである
ブルーフォックスに契約の違約金まで支払って動かした。ともいわれている。
結果的にノリックは翌年から(正確にはこのシーズン途中から代打として)
彼が念願だった世界GPに参戦することになった。


そして衝撃の日本GPから2年後の’96年春の日本GP。
ノリックは再びロードレースファンを震撼させる出来事を起こした。

「トップは日本の阿部!ノリックがトップで最終コーナーを
今、立ち上がったぁぁー!」

2年前の絶叫とは違う自信と祝福の思いを込めた声で実況のアナウンサーが
鈴鹿に詰め掛けたファンとTV観戦しているロードレースファンに興奮を伝えた。
最終コーナーから2位を大きく引き離し、ノリックはゴールラインを駆け抜けた。

「優勝はノリック!日本の阿部典史が世界の頂点に立ったァァーー!!」

観衆が総立ちのウィニングランでその大きな歓声に応え、パドックに
戻ったノリックはヘルメットをかぶったまま「やった!やった!!」と叫び
スタッフに抱き付かれ、揉みくちゃにされながら号泣した。

「スゲェよ、ノリック!やっぱりレイニーの目は間違ってなかったんだな」

1982年、片山敬済がNS500で勝って以来、実に14年振りの
日本人ライダーによるロードレース最高峰・GP500の優勝だった。
表彰台でも全身で優勝の喜びを表すノリックの姿に日本中のロードレースと
彼を愛するファンは感動をした。

そしてそれから3年後の2000年の日本グランプリ。
ヤマハワークス直系からサテライトチームに移籍し、満足な成績も残せず
苦悶とスランプの日々からノリックは再び鈴鹿でGP500で優勝を果たした。
しかしその後、2位は何度かあったものの、優勝からは見放された。
いつしか世界グランプリの舞台からもひっそりと離れていたようだ。


「ほぉ〜、最近は親子ライダースクールにも力を入れてるんだな」

ここ数年でウチの店でレースをやっていたノリックと同世代のチーム員たちも
ほとんど引退し、自分的にも"レース"という世界から足を洗ったと同様な
毎日の中で、盟友であり同じミニバイクレースから世界の頂点を極めた
今は亡き加藤大治郎の意志を継ぎ、自分が育ったサーキットを中心に
『親子で楽しむライディングスクール』を主宰する様子をモトチャンプ誌の
特集で見たり、自分的に最近はタマにしか見なくなったMoto−GPのTVで
レース解説をする姿と声で彼の活躍を知る程度だった矢先の出来事だった。


「・・・そういえば奥のトイレにノリックのポスターが貼ってありましたね」

その場に一緒にいたレースをやっていた頃のチーム員のK田が
思い出したように言った。

「うん。確か’97年のYZR500に乗ってる姿のポスターだよ」
「この前は沼田(憲保)さんが逝ったばかりなのに・・・」
「早過ぎるよね。これからもっと世界に通用するライダーを育てて
 欲しかったんだけどな・・・」

K田が帰り、daisanjiさんも帰った後、事態の真相を調べるために
しばらくPCを駆使してニュースを拾い集め、その作業が一段落したあと
用を足すわけでもないが店の奥にあるトイレに入り、8年ぐらい前から
ずっと左側の壁に貼ってあるノリックのポスターを改めて見た。
どこのサーキットかは判らないがたぶん、コーナーを立ち上がって
直線から次のコーナーに向かって加速してるシーンだろう。
ヘルメットのシールド越しに一点を見つめる目が印象的だ。


「ノリック、今でもたくさんのファンに愛されていたんだな。
でもこんなに早くヘルメットに描いてる星のようになることはないだろ?
向こうで待ってる大治郎と笑いながらレースの続きをやってくれや」



阿部典史、享年32才 星になった天才ライダーに合掌。

posted by urf001シュウホウ at 17:22| Comment(6) | TrackBack(1) | 日々の出来事(^^) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月08日

らぶ太は発見したよ♪(BlogPet)

きょう、らぶ太は、シュウホウが新しいおうちに行くのを見たの。

シュウホウは別なところにもおうちを作ってるみたい♪
でも、シュウホウは「こっちが本家であっちは別荘だよ」
って言ってたよ。

「別荘にもらぶ太はいるの?」って聞いたらシュウホウは
「ラブ太はこっちにしかいないからいいんだよ。」って言ったの。

「こっちにいなかったのは別荘にいってたからなの?」
ってラブ太が聞いたら
「あっちはまだ作りかけなんだよ。ラブ太も遊びに来ていいよ。」
って言われたのー!

シュウホウに「新しい別荘の住所を教えて。」って言ったら
「ひとりで来れるかい?別荘の住所はここだよ。」
って教えてくれたの。
らぶ太は1人で行けるかわからないけどきっとシュウホウの
匂いがするから大丈夫だと思ったの。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」が真剣に書きました。

posted by urf001シュウホウ at 11:27| Comment(5) | TrackBack(1) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月01日

きょう、らぶ太は目撃したかも(BlogPet)

きょう、らぶ太はシュウホウが書いているところを目撃したかも。

シュウホウはお仕事が忙しくない時は、ぱそこんで何かいっぱい
お話を書いてるみたい。
らぶ太が「シュウホウは何を書いているの?」って聞いたら
「まだ内緒だけど自分の昔のお話だよ。」
っていったから
「100年ぐらい前のお話?」って聞いたら
「自分はその時代にまだ生まれていないよ」って笑われの。
「ふーん。それじゃ50年ぐらい前の話?」って聞いたら
「それはパパシュウホウの若い頃だよ、まだ産まれてないよ」
って言われたの。

らぶ太には1週間前でも充分大昔なんだけどなぁ。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」がなんとなく書きました。

posted by urf001シュウホウ at 11:55| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月25日

きょうは(BlogPet)

きょうは、らぶ太が俳句を詠んでみようと思うの

 「 止まれない らぶ太にブレーキ 付いてない 」


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」がかなり悩んで書きました。

posted by urf001シュウホウ at 12:04| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月18日

そういえば(BlogPet)

きょうはここへシュウホウの代筆!

そういえば、シュウホウが『もうすぐバイクに復帰するよ。』
って言ってたの。
壊れた相棒を治してるんだけど保険屋さんがまだ修理代を
払ってくれないから新品部品を使えなくて困ってるみたい。
でも、シュウホウはお店にお店にある売り物のスクーターでも
イイから早く乗りたいみたい。

シュウホウは次は何に乗るのかな?
早くまたスクーターで通勤できるようになるといいね。




*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」が思いつきで書きました。

posted by urf001シュウホウ at 11:56| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月11日

ほんとうは(BlogPet)

らぶ太は
「シュウホウは仕事の疲れなどで集中力を
欠いていたせいかもしれませんがいずれにしても
予測不可能で衝突されてしまった。」
とほんとうは思っているの。

でも、最近はすっかり良くなってきているからまた早く
バイクに乗れるようになってくれればいいな。と思ってるの。

それに保険会社の人がなかなか話を進めてくれないので
実はシュウホウがちょっと困ってることも知ってるの。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」が勝手に書きました。

posted by urf001シュウホウ at 12:06| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月04日

きのう、シュウホウがね。(BlogPet)

きのう、シュウホウがTDM850のタイヤ交換をしてたよ。
シュウホウのお店にはタイヤ交換機がないから前後とも
シュウホウが手で外して手で組むんだよ。
シュウホウは汗をかきながらタイヤ交換をしてたけど
「イイ運動になるんだよ。」って言ってたよ。

でも、らぶ太はタイヤ交換機より鯛焼きの方が好きなの。




*このブログは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」が勝手に書いてます。

posted by urf001シュウホウ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(1) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月25日

かもかも。(BlogPet)

らぶ太はまたシュウホウの代りに書いたかも。

シュウホウは確定申告のお仕事が忙しいから気が付かないかも。

らぶ太はかもより焼き鳥の方が好きかも!
焼き鳥ならいくらでもかもん!!なの。

でも、焼き鳥の串がいっぱいあったらシュウホウは
気が付くかもー!




*このブログは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」が思い付きで書きました。

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2007年02月18日

考えたくない事かもしれませんがもし・・・(BlogPet)

らぶ太がいなくなったらどうなるのか考えてみたの。

シュウホウは毎日忙しいからあまりらぶ太は構ってもらえないの。
シュウホウが入院していた時もらぶ太はここでお留守番してたよ。
らぶ太はシュウホウが構ってくれないと寂しいの。
だから時々シュウホウが困る事をするの。

シュウホウに「らぶ太がいなくなったらどうするの?」って
聞いてみたいけどできないの。

「らぶ太がいなくなると、らぶ太の書くつまらない文でも
読んでくれる人が寂しくなるからいて欲しいと思うよ。」
と、シュウホウは考えてるみたい♪

だから、らぶ太はがんばって考えて書いてるの。





*このブログは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」がまた勝手に書きました。

posted by urf001シュウホウ at 11:58| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月11日

シュウホウが書いたものは(BlogPet)

昨日、シュウホウが

「43日入院していた時に毎日、闘病記を書いていたけど
6本のボールペンと5冊のノートを使ってもまだ
手術が始まるところまでしか書けてないんだよ。」

っていってたの。

「そのつづきはいつ書くの?」

ってシュウホウに聞いたら

「次に入院した時かな?」

っていったから

「もう入院しちゃやだー!」

っていったの。


シュウホウが書いたものを読みたいけどまた入院は困るかも。




*このブログは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」が真剣に書いています。

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2007年02月04日

そういえば(BlogPet)

そういえば、シュウホウが『こっち(車道)に来るな!?』って
予測も出来ますが自転車に乗ってる人の多くは何も考えず、
ただ自分の前から来た歩行者や同じにを避けるために突然車道へ
エスケープしてきます。とか書いてたよ。

犬も歩道を歩いてるのに自転車にぶつかられることがあるの。
だかららぶ太は自転車が嫌いになったの。



*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」が真面目に書きました。

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2007年01月28日

らぶ太がブログを書いてるよ。(BlogPet)

      皆さんこんにちは、らぶ太です。

ブログ・☆店長の部屋から愛をこめて!?(^o^)/☆
は、去年からシュウホウ店長が毎日忙しいので代わりに
らぶ太が書いてるの。

らぶ太はいつもシュウホウのお店のPCの中にいるけど
時々出てきてシュウホウのブログに適当なことを書いて
シュウホウに怒られたりするけどタマには誉められるの。

怒られる時はだいたい文章が滅茶苦茶で読んでる人が
「何を書いてるかサッパリ判らないです。」ってシュウホウに
報告してくるからシュウホウにばれちゃって怒られるの。
でも、ちゃんとしたことを書いたりバイクの事を勉強して
ちょっとだけ真面目なことを書くとシュウホウが誉めてくれるよ。

らぶ太はバイクのことはまだ良く判らないからシュウホウみたいに
お客さんの質問に答えたりお客さんのバイクを直すことは
出来ないけど走ったりお散歩するのは好きなの。
今年はあまり寒くないけど雪が降っても走るんだよ。

シュウホウはだいぶ足の怪我が良くなったみたい。
でも先生から「まだキックを踏んではいけません!」って
言われてるからちょっと悔しそうなの。
だかららぶ太がシュウホウの代わりにバイクのキックを
踏んであげたいけどらぶ太は体重が軽いし足が短いので
キックに足が届かないの。

あまり役に立たないけどシュウホウのお手伝いもするよ。
この前もシュウホウが座って修理の仕事をしていた時に
『らぶ太、ドライバー持ってきて。』って言われたから
外にいた宅配便の人を連れてきたら
『らぶ太、それは車を運転する人のドライバーだよ。』って
シュウホウに大笑いされたの。
別な日はシュウホウに
『あそこに置いてるプライヤーを持ってきて。』って頼まれたから
洗面所からドライヤーを持っていったら
『なんだ?らぶ太、洗って欲しいのか?』って笑われたよ。
落ち込んでいたらシュウホウが
『らぶ太はバイク屋の犬よりお笑い芸人の才能があるなぁ。』って
誉められたよ。



*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」がシュウホウの代わりに書きました。

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2007年01月21日

ライトオンってなに?(BlogPet)

ライトオンしたかも。

でも、動物園の中ではライトオンじゃなくてライオンかも。

それとライオンは夜になると目が光るのでライトオンになるかは
確認したかったの♪


シュウホウに「ライトオンはイギリスのバイクでしょ!?」
って聞いてみたら
『・・・〈トライトン〉っていうトライアンフのエンジンを
ノートンのフレームに載せたバイクのことを言いたいの?』
って言われたけど、らぶ太には難しくて判らなかったから
「それは海のトリトンでしょ?」って言ったらシュウホウが
『・・・らぶ太は賢いのかそれともワザとやってるのかわからんなぁ。』
って呆れられたの。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」がかなり本気で書きました。

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2007年01月14日

冗談がつうじなかったの。(BlogPet)

前に「シュウホウはなぜ事故に遭ってしまったの?」って
らぶ太がシュウホウに聞いたら
『相手の人が自分のことを見落としてアクセルを踏んだんだよ。』
って教えてくれたの。

らぶ太は車が止まってると思ってそのまま真っ直ぐ走っても
跳ねられるんだなって怖くなったの。
「跳ねられた時、シュウホウは飛んだの?」って聞いたら
『3mくらい飛んだかな?』ってシュウホウが言ったので
「たった3mしか飛ばなかったの?らぶ太はもっと飛べるよ!」
って言ったらシュウホウが少し怖い顔をして
『それじゃ、今度らぶ太の後ろ足を持って振り回して飛ばそうか?』
って言ったから「いいです。」って断ったの。

「救急車で病院に行った時、写真撮ったの?」って聞いたら
『レントゲン写真っていうのを撮ったんだよ。』ってシュウホウが言ったので
「それって女の子同士でピースとかして撮るんだよね?らぶ太も撮りたいな!」
って言ったらシュウホウは『・・・それはプリクラ!』だって。
違ったみたい。

シュウホウが
『レントゲン写真見ながら自分の右足を見たら外に曲がってて
気持ち悪くなったよ。』って言ったから
「自分の後ろ足は最初から両方曲がってるよ!」って言ったら
『・・・らぶ太も手術してもらって真っ直ぐにしてもらうかい?』って言うの。
それも「いいです。」って断ったよ。
シュウホウは時々冗談が判らないのかな?ってらぶ太は思ってるの。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」が少しビビリながら書きました。

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2007年01月07日

らぶ太も走ったよ!(BlogPet)

シュウホウはお正月も忙しかった?

らぶ太はシュウホウのお店がお休みになったので営業しなかったよ。
2日の日はお店の近くのところを箱根八犬駅伝が通るから見に行ったよ。
警察犬が白バイに乗って先導して時速約40〜45km/hで目の前を
若い犬のお兄ちゃんが走って行ったよ。
「イイ速度で走ってるなぁ!よし、ペースメーカーになってもらうか〜」
ってらぶ太も途中まで一緒に走ったけど100mもついていけなかったの。

「茅ヶ崎まで行くまでに2日ぐらい掛かりそうかも!?」
と、らぶ太は思ったの。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」が箱根駅伝を見ながら書きました。

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2006年12月31日

今年もありがとうございました!なの。(BlogPet)

読んでる皆さん、今年最後のブログもらぶ太が
シュウホウの代りに書いてるの。

シュウホウはお医者さんも驚くほどだいぶ良くなってるよ。
「ブログを読んでる皆さんに心配かけて申し訳ないなぁ。」
ってシュウホウはいつもいってるよ。

皆さんも今年も色々あった?
らぶ太も色々あったけどまぁまぁいい年だったかもー。

今年もいっぱい読んでくれてありがとー
来年は皆さんもシュウホウもらぶ太もみんなイイ年になればいいな。
と、らぶ太は思ってるの。



*このブログは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」が勝手に書きました。

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2006年12月24日

クリスマスイブなの。(BlogPet)

今日はクリスマス・イヴなの。
でも、シュウホウはお出かけでらぶ太はお店のPCの中で
一人ぼっちのクリスマス・イヴなの。

一昨日の夜にシュウホウが
『らぶ太はお留守番しててね。』って言ったので、らぶ太はきっと
シュウホウは有馬記念に行くんでしょ?と思ってたよ。
でも違ったみたい!?
シュウホウはバスに乗って遠くの知らないところに行くんだって!
「シュウホウどこに行くの??」って聞いたら『出張だよ。』だって。
「お土産買ってきてね!」って頼んだけど買ってきてくれるかな。

きっとシュウホウはお土産のことは忘れているかも。
地酒でなくていいから、らぶ太にもお土産欲しいかもー!

でも、シュウホウは明日病院に行く日なのに忘れてないのかな?
ってらぶ太は思ってるの。



*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」がクリスマス・イヴに遠い目をしながら書きました。

posted by urf001シュウホウ at 14:45| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月17日

らぶ太がブログを書くよ♪(BlogPet)

当分は「自分が書くの♪」とか
らぶ太が、勝手に書くことが多いと思いますが
「忙しいシュウホウの代わりをするよ♪」と張り切ってます。


『退院後も励ましのコメントやメールを多数頂きありがとうございます。』
と、シュウホウが皆さんに言ってるよ。

らぶ太は、シュウホウのブログを勝手に更新してその後
緩い左カーブに向かって走ったの。
シュウホウと同じように走ったら右折待ちで停まってるはずのワゴン車が
いきなり動き出したからビックリしたよ!

12月だからみんな急いでるからとても恐かったの。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」が書きました。

posted by urf001シュウホウ at 11:55| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月10日

シュウホウは・・・(BlogPet)

シュウホウは、地図で確認したかったみたい。

きのう、らぶ太は単独走行すればよかった?
いつものところまでロケット加速したいです。
ただ、ここまではガソリンを節約するはずだったの。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」がなんとなく書きました。

posted by urf001シュウホウ at 11:47| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月03日

らぶ太は直進しただけなのに事故に遭いそうになったかも(BlogPet)

らぶ太は直進しただけなのに事故に遭いそうになったかも。

犬は急に止まれないから!?


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」なりに考えて書きました。

posted by urf001シュウホウ at 12:07| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月25日

きょうは皆さんにお知らせするつもりだったの。(BlogPet)

きょうは皆さんにお得なお知らせをするつもりだったの。

シュウホウがお店のHPでお得なセットメニューを考えて
発表するみたい。

でも『まだ言っちゃダメだよ!』って言われてるから
言いたいけど言っちゃいけないんだって。

お店のHPに何か仕掛けがあるみたいなの。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」がこっそり書きました。

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2006年11月21日

【加害者になること、被害者になることを考えてみましょうか?^^;】

読んでもらってる皆さん、こんばんわ〜!(^o^)/


前回のブログから1ヶ月以上間を開けてしまってごめんなさい!m(__)m
この1ヵ月の間で事故にあって手術をした右膝は
だいぶ良くなりましたよ!(^o^)v
 
手術後当初、主治医の先生からは
「年内に松葉杖なしで歩けるようになれば良い方だろう。」
と言われてましたが自他とも認める(??)回復力で10月末の
通院の時にレントゲンを見て経過を判断した主治医の先生から
「経過が思ったより早いので松葉杖なしに歩いてもいいよ。」
と許可が出ました!ヽ(^o^)丿

 ここまで回復するまで自分的には早かったような、
時間が掛かったような気もしますが心配して店へ来店してくれる
ブログの読者の皆さんにやっと元気な姿を見せられつつあります。(^^ゞ



さて、今回のブログではもし、事故の当事者になったとしたら・・・
ということについて書いていきましょうか。


 考えたくない事かもしれませんが今回の自分の事故のように
誰でもその"もしも"の時に遭遇する可能性はあります。(^_^;)b
それは前回書いた自己防衛方法で少しは防げるかもしれませんが
もし、読んでる皆さんが運悪く事故に遭ってしまったらその時に
やるべき事と出来る事について考えていきましょう。
その前にバイクやスクーターに乗ってる時に事故に遭う場合の
具体的な例をあげながら少し考えていきましょう。(^_^)b



まず、バイクやスクーターに乗ってる場合、
加害者になる確率より被害者になる確率の方が圧倒的に高いのですが
バイクの方が全く加害者にならないのかといえばそうではありません。(-_-)b
例えばこんなケースが考えられます。


1.市街地を走行中、渋滞してる車の間から人が飛び出してきた。

これは時々見かけますが反対車線を横断してきた歩行者が
渋滞してるこちら側の車の前を通って目の前に飛び出してくるケースです。
乗ってるバイクの高さがある程度あったり止まってる車の屋根が
低ければそういう突飛な行動をする歩行者を予測する事も出来ますが
最近流行りのローダウンしたビッグスクーターや横に止まってる車が
トラックのような視角を妨げるような大きさだったりすると
発見が遅れてしまい突然、目の前に人が飛び出してきたところを
跳ねてしまう。というケースがあるんです。(-_-;)b
もちろん、事故の原因を作ってるのはそういう行動をする
歩行者の方にありますが怪我をさせたらこちらが加害者になります。


2.横断歩道を走っていた自転車がいきなり車道に降りてきた。

これは自分も危うく遭遇しそうになったことがあるんですが
歩行者の多い歩道ではそれまで歩道を走っていた自転車が
何の前触れもなくいきなり車道に降りてくる事があります。(-_-;)凸
自転車に乗ってる人も車道に降りる時に後方確認をしてくれれば
『あっ!こっち(車道)に来るな!?』って予測も出来ますが
自転車に乗ってる人の多くは何も考えず、ただ自分の前から来た
歩行者や同じ自転車を避けるために突然車道へエスケープしてきます。
最悪の場合、後からその自転車に接触して転倒させてしまう事が
考えられます。


3.見通しの悪い交差点で自転車(歩行者)が飛び出してきた。

特に狭い住宅街の道路にありがちですがこちら側は優先道路でも
自転車に乗ってる人が一時停止をせずにいきなり道路を横断してくる
ケースが考えられます。
特に夜は無灯火で走ってる自転車もいるので発見が遅れて
避ける間もなく衝突する事もあるんです。/(・o・)\
明るい時間帯でも小学校などの通学路でも下校途中の子供が
いきなり飛び出してくる事も考えられるので注意が必要です。


4.停車中の車のドアが開いて降りてきた人を跳ねた。

これは広い車線で渋滞で動かなくなってる車の脇を
すり抜けしようとした時、いきなりドアを開けられて車から
降りてきた人に衝突する。といったケースです。
特に観光地の近くや夏休み期間の時は渋滞すると車から
トイレを我慢できなくなった子供や近くにコンビニを
見つけた人がいきなりドアを開けて出てくることがあります。
車の運転者にも責任がありますが怪我をさせたらこっちが
加害者になりますからね。(-_-;)b


5.渋滞中の車に追突した。

これは実際にウチの店のお客さんがやっちゃったケースで
前の車が発進したので後にいた自分も加速したら前の車が
先に詰まってそれに追突した。というケースです。
本来はバイクと車の物損事故のはずですが車に乗っていた人が
ムチウチ症になると人身事故扱いになりバイクの運転者が
加害者になってしまうケースです。(-_-;)〜★
そのお客さんの場合は前を良く見てなかったか。
仕事の疲れなどで集中力を欠いていたせいかもしれませんが
いずれにしても不注意が原因で追突してしまったわけです。
幸い、そのお客さんのケースは乗っていた方が病院で検査の結果、
異常なし。ということで人身事故にはならなかったのですが
重量のあるバイクが速度が出ていて止まれずにぶつかって
その結果、車に搭乗してる人が怪我をすれば人身事故になるわけです。


他にもバイクの運転者が加害者になるケースもあると思いますが
圧倒的に多いのはバイクの運転者が被害者になる場合です。
では次はバイクやスクーターに乗ってる人が被害者になる事故の
ケースをおさらいしていきましょう。(^_^)/



1.交差点での左折巻き込み事故。

バイクが関係する事故で最も多いといわれる代表的な事故は
この左折巻き込み事故です。(-_-)b
バイクは信号に従って直進しているところへそれに気付かないか、
見落とした車が左折を始めて巻き込まれて転倒するケースですね。
これは4月26日のブログ にウチの店のお客さんが
事故に遭ったケースを書きましたのでそちらをもう一度読んで下さいね。
バイクやスクーターに乗ってる人は1番気を付けなければいけません。


2.交差点での右折と直進の事故。

バイクが関係する事故でも左折巻き込みの次に多いのが
いわゆる"右直事故"です。(-_-;)b
これはバイクが直進、車が右折。という状況で発生します。
その原因は渋滞などで先が詰まってる車の脇を通り交差点に
進入してきたバイクを見落としたり、前回のブログに書いたように
バイクの速度感がわからないドライバーがバイクやスクーターが
接近しているのにもかかわらず「行けるだろう。」と判断を誤って
急に右折を開始したところにバイクが衝突するケースです。
 または右折を開始したものの、ドライバーは先が渋滞していて動けず
詰まったところにバイクが止まれずに衝突することもあります。
右折してくるドライバーが車の陰から見えたバイクやスクーターの
発見に遅れて交差点内に止まったり、そのまま強引に右折を
してしまうおうとするためにこの事故は起こります。


3.渋滞中の車の間を割って右折してきた車に跳ねられる。

これは今回の自分のケースです。(-_-;)ヾ
詳しくは自分の今まで事故の経緯を書いてきたので端折りますが
交差点でないところでも商業施設に侵入してこようとする車が
直進のバイクやスクーターを跳ね飛ばすケースですね。


4.交差点を直進中に信号無視してきた車に跳ねられた。

こればかりはバイクやスクーターに乗っている方としてもどうにも
防ぎようがない"もらい事故"です。
これは本来一時停止をしなければいけない交差点を止まらずに
進入してくる場合が多く深夜に点滅信号になってる交差点などで
よく起こる事故だそうです。
実際に自分が入院している時にこの事故で車に跳ねられた男性に
その時の話を聞かせてもらいました。
彼は深夜、信号に従って交差点を通過中に信号無視して来た車に
跳ねられて気が付いたら病院のベッドの上だったそうです。(>_<)b
かなりの重症で骨盤骨折と両足骨折で彼は今もリハビリに励んでます。


その他のバイクの事故では相変わらず多いのが"自損事故"です。
これはいわゆる"自爆事故"と言われますが加害者は運転している本人で
被害者も運転していた本人!ということになりますが怪我をしたり
何かに損害を与える点ではこれも立派な交通事故といえますよね?


バイクの運転者が加害者になる場合も被害者になる場合も自爆事故も
いずれのケースでも共通してることがあるんですがわかるでしょうか??
そうです!バイクやスクーターを運転している人が怪我をする。
ということなんですよ。(^_^;)b
運がよければ擦り剥いただけ。で、済む事があるかもしれませんが
大体の場合はバイクやスクーターに乗ってる本人はどこかに怪我をして
自分の乗ってるバイクや相手の車にもダメージ(怪我)を与えます。
相手に怪我をさせたり自分が怪我をするということは自分はもちろん、
相手や事故に関係する人にも迷惑をかけるということ。
でもありますよね。


今回は事故が起こる時に加害者になる場合と被害者になる場合を
一緒に考えてきましたがちょっと長くなりましたので
【もし、事故の当事者になったとしたら・・・】と
【事故に遭遇した時にやるべき事について。】は次回に詳しく
書いていこうと思います。(^_^;)b

段々寒くなってきてるのでバイクに乗る皆さんはそろそろ防寒対策を
しっかりして下さいね!
それと"自分の身を守るアイテム"の装備と手入れもお忘れなく・・・(^_^)b


それではまた次のブログで会いましょう〜!(^o^)/


From URF店長@シュウホウ(^^) 


posted by urf001シュウホウ at 00:59| Comment(19) | TrackBack(7) | 日々の出来事(^^) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月18日

らぶ太が思ってるのは・・・(BlogPet)

今日は衝撃映像やレントゲン写真とかを入院した時の
写真とかを皆さんに見せたかったの♪

でも、シュウホウが『それはダメ!』って言ってたから
皆さんには内緒で1人で家で見ようかな?ってらぶ太は思ってるの。



*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」が書きました。

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2006年11月11日

らぶ太は箱根さんに注意したいです(BlogPet)

らぶ太は箱根さんに注意したいです。

落ち葉で滑るし地面は冷たいし週末は混雑するので
バイクで安全に走りたいのでこれから箱根さんに注意しないと。

「箱根さん、秋もいいけど箱根さんは夏の方がいいですよ!」



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2006年11月03日

とか思ってるよ(BlogPet)

そういえば、シュウホウが
『事故から2ヶ月経ちましたが本業の方はまだ当分フルパワーで働けない分、
しばらく書けなかったブログに力を入れていきますね!!』
って言ってたけどだいぶ足の怪我も良くなってきたみたい。
お仕事も少しずつ出来るようになってきたよ。

シュウホウはバイクに触ってる時が嬉しそうなんだね。
でもお店に来れないみんながブログの続きはまだかな?
とか思ってると思うよ。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」が書きました。

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2006年10月27日

らぶ太は給油するはずだった(BlogPet)

昨日、らぶ太は給油するはずだったの。

でも、セラモパワーとロケットパワーにんじん君を付けてるから
燃費が良くなってまだ給油しなくてもいいのに気付いたの。

ガソリンの値段がちょっとだけ下がってラブ太もうれしい〜!


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2006年10月20日

私シュウホウ店長の部屋から愛を込めて(BlogPet)

最近シュウホウはまた忙しくなったみたいなので
☆店長の部屋から愛を込めて!?(^o^)/☆は只今準備中です。
と、らぶ太が勝手に思ってるの。


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2006年10月13日

とか言ってた(BlogPet)

シュウホウは
『さて、ブログのトップにある写真ですがこれは
自分の14年来の相棒であり今回の事故で大破したV100です。』
とか言ってた?



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2006年10月11日

【 事故に会わないために出来ること。 】

読んでもらってる皆さんこんばんわ!(^o^)/
日を追うごとに少しずつ秋も深まってきましたね。
秋のツーリングの楽しみは美味しい食べ物と温泉ですが
温泉といえば自分は退院してきてから休みの日は必ず
近場の温泉に行って右膝のリハビリをしています。(^^ゞ
温泉で温めると血行が良くなるので膝も曲げやすくなります。
リラックスとリフレッシュも出来るのでバイクに乗れなくても
温泉を満喫しながら秋を楽しんでますよ!(^_^)b



さて今回はスクーターやバイクに乗る皆さんが不慮の事故に
遭わないために皆さん自身が出来ることについて書きましょう。


「誰だって事故なんか遭いたくないよ!!」と思ってるはずです。
もちろん、自分も遭いたくて遭った事故ではないんです。(-_-;)ヾ
しかし、前回のブログにも書きましたがたとえ法定速度を遵守して
ただ真っ直ぐ走っていても事故に遭う事がある。
というのは
自分の事故のケースを読んでもらえばお判りかもしれません。
「それじゃ危ないからバイクに乗らなきゃいいの??」って
思う人もいるかもしれませんが歩いていたって事故に遭う人は
遭うんですから最終的にはスクーターやバイクに乗る人は
自己防衛しなきゃいけないってことなんです。(^_^;)b


前回、自分が右折してきた車に跳ね飛ばされたケースを元に
分析した結果、いくつかの要因が見えてきましたがその大半は
加害者の相手に起因するものでしたが自分にも全く落ち度が
ないとは言い切れません。 それは前回でいうところの

4.自分が前車との間隔を取り過ぎたこと。
5.法定速度以下でも止まれなかったこと。
6.右折の途中で停まってる車を疑わなかったこと。


が、自分の落ち度になるのかもしれません。(-_-;)ヾ
「そんなこと言ったって車間距離を取ったり法定速度以下で走ったり
右折してくる車が停まって待ってると信用することのどこが悪いの?」
と、言いたくなる方もいるかもしれませんよね?
自分も正直そう思います。(-_-;)b
それでも実際には事故は起きてしまうものなんです。

かといって前車を煽るほど車間距離を詰めたりすれば危険ですし
法定速度を越えて走ればよけい止まることが出来なくなるでしょう。
右折の途中で止まってる車をすべて疑っていたらそのたびに
一時停止するか、法規を無視して先に右折車に道を譲るしか
右直事故を回避する方法はないかもしれません。
それは確かに安全かもしれませんが現実的とはいえませんよね?
では自己防衛手段としてスクーターやバイクに乗る自分達が
現実的に出来ることを考えてみましょう。(^_^)b



【 右折車との事故に遭わないための自己防衛方法 】


自分の事故のケースを元に右折してくる車との事故を
未然に防ぐ方法を考えてみましょう。(^_^)b

今回の自分の事故では相手の加害者が自分の事を
"見落としてしまった。"と自分から証言しています。
その理由の一つとして自分が自分の前を走るスクーター(ZZ)
との車間距離を取り過ぎていた。と自己分析しましたが
加害者は自分の前を走っていたZZが接近して来てるのは
認識していたそうです。
しかし、加害者は自分の目の前をZZが通り過ぎた瞬間に
左から接近してくる自分を確認せずに左足のブレーキを離して
同時にアクセルを踏み込んだらしいのです。(-_-;)凸

もし、自分が前を走るZZをの車間距離を5〜6mぐらいに
詰めていたら右折しようとしている相手の視界に同時に
(当然ライトオンもしてるので)入っていたかもしれません。
または仮に接近してくる自分のことが見えていたとしても
バイクやスクーターの速度感を計れない
"バイクの特性を知らないドライバー"
だったのかもしれません。
特にバイクやスクーターに乗らないドライバーは
バイクやスクーターの速度感を判らない
のです。

例えば同じ位置に原付とトラックがいてもトラックは大きいので
近くに見えて原付は小さいので遠くに見えるんです。
そうすると早く右折しようとしてるバイクの特性の知らない運転者は
「まだ遠くにいるから行っちゃえ!」と強引に曲がってきます。


その時の状況を今でも自分ははっきり覚えていますが
自分がシルバーのワゴン車を確認した時は加害者は
通り過ぎるZZに顔を向けて目で追いかけていました。
本来ならここでブレーキを開放してアクセルを踏み込む前に
もう一度左から接近してくるバイクやスクーターがいないか
目視確認してから発進しなければならないはずですが
それを怠って視線を右に向けたままブレーキから足を離して
アクセルを踏み込んだ。ということになります。(-_-;)b


ではこんな場合、どうしたらいきなり曲がってこようとする車に
どうやって直進する自分の存在をアピールするか?を
考えてみましょう。


1.常にハイビームを点灯して走る。


90年代前半から新しく生産されるバイクやスクーターには
ライトのON−OFFスイッチがなくなったことは皆さんの中でも
知ってる方も多いと思います。
「なんでバイクってエンジンが掛かれば勝手にライトが点くの??」
って前から疑問に思ってる若いライダーの皆さんもいますよね?

これは日本より先に欧米でバイクが日中でもヘッドライトを
点灯して走る事で車とバイクの事故が減ったという事例に
当時のメーカーと警察関係が協力してバイクやスクーターを
製造するメーカーはヘッドライトが常時点灯するように
ライトのON−OFFスイッチを廃止し、警察関係と2輪業界が
「バイクは昼間もライトオン!」をスローガンに掲げて
事故防止のタメに昼間でもライトを点けて走りましょう!という
運動を推進したんですよ。(^_^)b

それ以前は昼間にライトを点けて走ってるバイクは
トンネルから出て消し忘れてる人か白バイぐらいだったので
ライトオンに抵抗がある人も多かったと思います。(^_^;)b
自慢ではないのですが自分はすでに20代前半の頃から走る時は
昼間でも必ずヘッドライトをハイビームにして走ってました。
(車が車線を開けて勝手にどいてくれましたからね。(^^ゞ )
今のバイクは当たり前のようにエンジンが掛かれば勝手に
ヘッドライトが点灯しますが基本的には"ロービームで走るように。"
と、取扱説明書にも書いてますが自分は夜以外なら昼間でも
自分の身を守るためにはハイビームで走ることを勧めます。
車を運転する人には一瞬迷惑を掛けるかもしれませんが
それで自分の前を走る車や右折してこようとしてる車に
近づいてくるバイクやスクーターの存在をアピール出来るんです。


2.危ないと思ったら遠慮なくホーンを鳴らす。

法規では
「必要のないところでは警音器(ホーン)を鳴らしてはいけない。」
と、あります。
逆を言えば「必要ならホーンを鳴らしても構わない。」
ということになります。
例えは後から接近してる自分に気がつかずに幅寄せしてくる車や
自分のケースのように右折をしようとしてる車に対して
音で存在をアピールする必要があるんです。
ホーンを鳴らすことで相手の注意をこちらの方に向ける
わけです。

自分もそうですがその法規が頭にあるとどうしてもホーンを
鳴らすことは失礼な事とかやっちゃいけないことと遠慮しがちですが
これも自分の身を守る大事な自己防衛手段だと思います。(^_^)b
もちろん、必要以上にホーンを鳴らすのは問題ですよ。^^;

ウチの店に入ってくるバイクやスクーターを点検すると時々、
ホーンが鳴らなくなってるのがありますがブログを読んでる皆さんも
今すぐホーンがちゃんと鳴るか点検しておいて下さいね!
いざという時、押しても何も音が出ないと意味がないですからね。^^;


3.右折車は曲がって来ると思え。

前回のブログで自分が分析した事故の原因で
右折の途中で止まってる相手を疑わなかった事と
"止まってる車はまさか動かないだろう"と
思った事も少なからずあるかもしれないと書きました。それは
『右折してこようとしてる車はこっちを見てるだろうし止まってる。』
と、相手のことを疑わなかったからです。
そこで考え方を変えて
『右折しようとしてる車は(隙あらば)曲がってくるかもしれない。』

と、最初から疑って掛かれば止まれる速度に落としたり
ホーンを鳴らす体勢を取ったりブレーキをいつでも掛けられるような
心構えや対応も出来るかもしれません。
それに"右折しようとしてる車に視線を向ける"事も大事です。
向こうはこっちに気が付いてるか?こっちを見ているか?を
しっかり見ておけば万が一の時の対応も素早く出来るでしょう。
いずれにしても"右折してこようとする相手を疑う。"ことは
自己防衛をするのに重要な事なのかもしれません。(-_-;)b


今、書いてきたことを日頃から心掛けたり時々実践しておけば
本当に危険な時、きっと役立つと思います。
ライトをハイビームで走ることや危険だと思ったら遠慮なくホーンを
鳴らすことで自分の身を自分で守れるんです。
右折してこようとする車がいたら相手を良く見る事と
曲がってくるかもしれない!という気構えを持っていれば
最悪の場合でもある程度の対応が出来たり冷静に
対処できると思います。
もちろん、自分も事故の前からそれを心掛けてましたが
結果的には事故に遭いました。(+_+)ヾ
しかし、皆さんに今書いてきたことを提案する事で
また自分がバイクやスクーターに乗る時にその必要性を
再認識したり皆さんが自分のような事故に遭わなくても
済むことが出来たり体と車体の被害を最小限で
食い止められるはず。と思ったからです。


それでももし、事故の当事者になったとしたら・・・
考えたくない事かもしれませんが次のブログでは
その"もしも"の時に遭遇した時にやるべき事について
書いていこうと思います。(^_^;)b


それではまた次のブログで会いましょう!!(^o^)/



おっと!忘れるところでした!!(^_^;)ヾ
今夜は皆さんに告知があります。


覚えてる方もいるかもしれませんが昨年の10月、
山梨県の【道の駅 なるさわ】で行われた旧車の集い
(正式名称"クラシックバイクを愛する人々の集い")

が今年も行われます。(^o^)b

昨年の詳しい模様は
ウチの店のHP
で期間限定でご案内してます。
(なんと、ウチのオヤジがネット初登場しております。(^^ゞ )


自分のブログのバックナンバー
にもその時の模様を
紹介してますのでそちらもご覧下さい。m(__)m

今年も自分はギャラリーとしてこのミーティングに参加しますので
お時間のある方は是非足を運んでみて下さいね!!(^o^)/
当日、松葉杖を付いてニコニコしながら歩いてるのが自分ですよ!(^^ゞ



From URF店長@シュウホウ(^^)


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2006年10月08日

【 シュウホウ店長はなぜ事故に遭ってしまったのか!?】


v100clash-2.jpg


読んでくれてる皆さん、こんばんわ〜!(^o^)/
関東地方は昨日に引き続き秋晴れの1日でしたね!(^^)
今日も店に来る途中、箱根方面を目指して行くライダーの
皆さんとすれ違いながら『羨ましいなぁ!』なんて思ってました。
最高のツーリングシーズンを気を付けて楽しんできて下さいね!



さて、自分の右膝の怪我の方ですがおかげさまで時間と共に
ゆっくりですが少しずつ回復してます。(^_^;)ヾ
といっても相変わらず松葉杖なしには歩くことも困難ですが
右足以外は不具合がないのでブログをバリバリ書きますよ!
"バリバリ書く!”といえば43日間の入院中にほぼ毎晩、
夜中の2時〜3時まで闘病記を書いてました。(^o^)ヾ
43日と6本のボールペンと5冊のノートを使っても
事故の当日から手術が始まるところまでしか書けてないんです。
そちらの方もいつか別の機会に読んでもらえると思いますので
楽しみにしてて下さいね〜!(^o^)/
では今回も始めましょうか!?(^_^;)b



【 シュウホウ店長はなぜ事故に遭ってしまったのか。】


さて、ブログのトップにある写真ですがこれは
自分の14年来の相棒であり今回の事故で大破した
V100です。(T_T)b
事故に遭ってからしばらくの間、現場のディーラーさんに
預かってもらっていたのを仲の良い同業者に引き上げてもらい
先日、やっとウチの店に帰ってきました。(+_+)ヾ

画像では判りづいかもしれませんがフロントホィールは歪み
フロントフォークも曲がってます。
見て判るところでは右前から当たってるのでフロントフェンダーから
インナーレッグシールド、フロアーボードもバリバリに破損してます。
これでも自分が思っていたよりはひどくありませんでしたが
自分同様に車体へのダメージはかなり大きいですね。(T_T)b



今回の自分の事故はいわゆる"右直事故"というヤツです。
バイクの関係する事故で左折巻き込みに続いて多いのがこの
直進してるバイクと右折してくる車の事故なんです。(+_+)b
自分の事故を分析すると事故の要因がいくつか見えてきます。

それは・・・
1.加害者(車)が安全確認をせずに右折してきた。

これは加害者の口から自分に対して謝罪の言葉として言ったのですが
自分の前を走っていたスクーター(ZZ)が走ってきたのは
見えていたそうです。(-_-;)凸
そしてZZが通り過ぎた時に右を見たのと同時に
オートマ車なのでブレーキから足を離しアクセルを踏んだのです。

皆さんもご存知の通り、今ほとんどの乗用車はオートマ車ですから
ブレーキペダルから足を上げると"クリープ現象"(※)で車は
アクセルを踏まなくても勝手に動き出します。


※クリープ現象
オートマ車がアイドリング時にDレンジに入れるとエンジンの回転数が
少なくても微弱なトルクが出力側に伝わってアクセルを踏んでなくても
車がひとりでに動き出す現象。
クラッチのあるミッション車と違いAFTオイルを使い動力を伝達するので
常に動力が伝わってるために起こる。


2.加害者は渋滞してる反対車線のドライバーに道を譲られた。
自分が走っていた上り車線は渋滞しており、ちょうどディーラーの
前に停まっていた車が進入してくる右折車に道を譲ったのです。
これはいわゆる右直の"サンキュー事故"というヤツで
反対車線にいる車が渋滞で動けず目の前を通ることを譲ると
譲られた車は「譲ってもらったから早く曲がらなきゃ!」という気持ちで
安全確認を怠って発進する。というケースです。
もちろん、安全確認せず右折してくる車が悪いのですが
譲った車も自分の後ろから接近してくるバイクやスクーターに
気付かず(見落として)親切心だけで曲がることを促すのです。
譲った車も事故の原因に間接的に関与してるのですが罰せられません。
自分を跳ね飛ばした加害者にしてみたら「譲られたから発進した。」と
言いたくなるでしょう。

3.加害者は焦っていた。
これも後で自分は加害者本人の口から聞きましたが相手は
午前中の仕事を終えて午後からは休みだったそうでしたがこの時、
車のディーラーさんへオイル交換をしに来たそうです。
そのあとにも予定が入っていたそうで早くディーラーでオイル交換をして
次の予定に行きたかったのでしょう。
運転してる時に余裕があれば安全確認も充分に出来るはずです。

4.自分が前車との車間を取り過ぎた。
よく「車間距離を充分とって走りましょう。」と言われますよね?
もちろん自分もその交通法規を遵守して走っているのですが
加害者は自分の前を走っていたスクーターは見えていたそうです。
当然自分のスクーターはライトオン(ハイビーム)で走っていたのですが
前車との距離が空いていたので"見落とされた"のでしょう。
普段、自分は前を走るバイクやスクーターとの車間距離は
前を走る人が後からの威圧感を感じない程度に空けて走ります。
しかし、この時は柄にもなく車間距離を取り過ぎたのかもしれません。
「車間距離を空けて何が悪いの??」と思う人もいるでしょう。
法規でもそうする事が正しい。と言ってますが実際は自分がもっと
前を走るスクーターに接近していれば加害者の視界に自分の姿も
入っていてこちらにも注意を向けて事故を避けられたかもしれません。
法規を遵守して走ってれば事故に遭わないという事ではないんです。


5.法定速度以下でも止まれなかった。
日頃、自分は『止まれない速度で走るな!』とよく言ってます。
もっと正確に言えば『止まれなかったら回避出来る速度で走れ!』です。
自分が加害者の車が動いてきたのを確認したのはぶつかる瞬間の
約5〜6m手前でした。
その間、いくら素早くブレーキを掛けても空走距離が出ます。
自分が安全運転指導員を持っていても40km/hで走ってるスクーターを
安全に減速させて向かって走ってくる車を回避しながら
その短い距離で衝突を避けるというのは到底無理でした。
のちに自分のスクーター(V100)の引き上げしてくれた同業者が
見た感じで検証すると衝突した時の速度は20〜25km/hぐらいでは?
というくらいの壊れ方だったそうです。
結果的には自分が出来る最大限のブレーキングでしたが
"止められなかった。"ということになります。(-_-;)ヾ

6.右折の途中で止まってる相手を疑わなかった。
それと"止まってる車はまさか動かないだろう"と
思った事も少なからずあるかもしれません。
もし、自分のポジションが前車を走るZZ君だったら
右折しようとしてる車に『曲がってくるんじゃねぇぞ!!』と
警戒して少しでも動いたらホーンを慣らしたり
最悪の場合を考えて止まれる体勢で走っていたでしょう。
しかし、実際自分が走っていたのはZZ君から約10〜15m後方で
『右折してこようとしてる車はこっちを見てるだろうし止まってる。』と
相手のことを疑わなかった事です。
いくらこっちはそう思って走っても相手が自分を見落とせば
その事は自分の思い込みだけになります。(+_+)b


例えは違うかもしれませんが皆さんの周りのごく普通の人がいて
その人が信じられないような犯罪を犯したとしたらこう言いませんか?

「まさかあの人がそんな事をするとは思えない。」

それと同じ事だと思います。
最初から怪しい行動をしてれば誰でも気が付いて警戒するでしょう。
しかし犯罪と同じで予期せぬ事故は"まさか!"で起きるんです。

「まさかあの車が動いてくるとは思えなかった。」

それは自分の思い込みだった。ということです。


自分は16才で免許を取ってから27年間の間に今まで
事故で自分のバイクを大破させたり入院や手術をするほどの
大きな事故には遇ったことはありませんでした。
しかしそれは今までが"運が良かった。"だけに過ぎません。
今回の事故も法定速度以内でただ真っ直ぐ走っていただけでも
事故に遭うケースがあるということです。(-_-;)b
自分にしてみれば"運が悪かった。"の一言では片付けられない
大変な大怪我を経験してしまったんです。
しかし、今回の事故で大怪我や手術、入院を通して痛い思いを
しながら学んだ事もいくつかあります。
それがこのブログを読んでる人のタメに何かの参考になれば
自分の大怪我もトップの画像にある大破した相棒のV100も
少しは報われるでしょう。(^_^;)ヾ


次回は事故に遭わないために一人一人が出来ること。
そしてもし事故に遭ってしまった時の対応について
話してみたいと思います。(^_^)b


それではまた次のブログで会いましょう!(^o^)/


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posted by urf001シュウホウ at 20:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々の出来事(^^) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月06日

きょうらぶ太は(BlogPet)

きょうらぶ太は、話をしないです。

シュウホウ店長が戻ってきたので
らぶ太は大人しくしてます。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」が書きました。

posted by urf001シュウホウ at 12:27| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月05日

☆ シュウホウ店長、復帰しました!(^o^)/ ☆

ブログ・☆店長の部屋から愛をこめて!?(^o^)/☆を
楽しみにして頂いてる皆さん、長らくご無沙汰しておりました。(^^ゞ
ご報告が遅くなりましたが9月中旬に予定より2週間早く
退院する事が出来ました。ヽ(^o^)丿
入院中は励ましのコメントやメールを多数頂きありがとうございました。


mixiに登録されてる方はこまめに入院日記を更新していたのを
読んで頂いたのでご存知の方も多いと思いますがブログだけを
読んでいた方は途中から更新が途絶えてしまいすみませんでした。
事故から2ヶ月経ちましたが本業の方はまだ当分フルパワーで働けない分、
しばらく書けなかったブログに力を入れていきますね!!p(^o^)♪
では、今回は事故の経緯からお話していきましょうか。(^_^;)ヾ



【 シュウホウ店長、車に跳ね飛ばされる! 】

それは今から2ヶ月前の8月1日、忘れもしない熱い夏の始まりの
日に起きました。
自分は午後一番でW650に乗り換えたお客さんが以前乗っていた
TW200の廃車手続きに平塚市にある関東陸運局湘南支局へ
行きその帰り道、自分の店へ向かってる途中だったんです。

国道1号線を相模川に掛かる馬入橋を越えて茅ヶ崎市内に入り
新湘南BPの入り口交差点過ぎたところで自分の前には
SUZUKI・ZZに乗る若いお兄ちゃんが飛ばしぎみに走ってました。

『ん〜!前のお兄ちゃん、イイ速度で走ってるなぁ!
よし、ペースメーカーになってもらうか!?』

そう思った自分は前のZZのお兄ちゃんから約10〜20m間隔を取り
後方に控えて走る事にしたんです。
(ちなみに自分の後ろにも1台50ccのスクーターが走ってました。)

茅ヶ崎の中心に近くなると上り車線はお約束の渋滞が始まりますが
道幅は充分あるので制限速度50km/hのところを約40〜45km/hで
前のZZのお兄ちゃんにプレッシャーを掛けない間隔をキープして
緩い左カーブ走ってると左手に日産プリンスのディーラーさんがあります。
その時、自分の視界にはディーラーさんに入ろうと右折待ちで停まってる
銀色のワゴン車が見えてました。
ZZのお兄ちゃんがディーラーの前を通り過ぎ自分も同じように
そのあとに続いて行こうとしてディーラーの入り口に差しかかった瞬間、
停まっていたワゴン車がいきなり動き出したんです!\(・o・)/

『えっ!なんで動いて来るんだよ!!馬鹿野郎〜っ!!』

停まってるはずのワゴン車が動き出したのが見えたのが約5m手前で
そこからフルブレーキを掛けましたが間に合いません!!

『ダメだっ!避けられない!!ぶつかる!!!』

14年も乗っていて手足のように扱えるV100でもそれほどの
至近距離では回避して止めることは不可能でした。(>_<)
前を塞がれたV100の右前に突っ込まれるとハンドルは
右に切れ、次の瞬間ワゴン車のフロントバンパーが
自分の右膝目掛けて直撃、衝撃と激痛を受けながら行き場を失い
直立したV100から放り出された自分は車のボンネットを飛び越えて
左前方の歩道へ右腕と頭からアスファルトに叩きつけられたんです。

一瞬の出来事でしたが車のバンパーがV100の右前から
ホィールとフロントフォークを捻じ曲げるのを感じつつ
前に放り出される瞬間、受身を取りながら左脇越しに見えたのは
車のバンパーに当たり一瞬だけ直立して左に倒れてゆく
相棒のV100の姿でした。

『あぁ〜っ!俺のV100がぁぁぁ〜っ!!』

自分がアスファルトに叩きつけられたのとほぼ同時に相棒の
V100も左に"グァッシャァ〜ン"という音と共に倒れました。

『ちっくしょうっ!馬鹿野郎がぁ〜ふざけんじゃねぇぞ!!』


ライダーの性で反射的に立ち上がろうとした時に、
普段使わない自己診断回路を冷静に作動させて
意識よし、呼吸よし、見える。聞こえる。手、動く。足、動く。と
確認して起き上がろうとしたのですが右膝の激痛と足に力が入らず
再び右に倒れて右膝を抱えて
焼けた歩道のアスファルトの上でのた打ち回りました。(>_<)b

それを自分の後ろを走っていて難を逃れたスクーターが
横目で見ながら通り過ぎ、ワゴン車を運転していた50代の男性が
降りてきて事故の音に気が付いたディーラーの営業マンの方や
奥で整備をしていたメカニックの人まで出てきてのた打ち回る自分に
「大丈夫ですか?大丈夫ですか??」と声を掛けるのですが
もちろん大丈夫なわけはありません!!(T_T)凸
立ち上がりたくても足は激痛で力が入らず自分で動けないんです。

『大丈夫じゃないけどとりあえずここから動かして下さい!!』

そう叫ぶとディーラーの営業マン2人が起こしてくれようとすると
「ダメ!動かしちゃダメ!!」と誰かが制止しました。
(まぁ、確かに事故直後は不用意に動かさないのが正しいんですが。)
それでも自分から上体を起こしてヘルメットを脱いで
両手を地面に着いて左足1本で動こうとした姿を見兼ねて
ディーラーの営業の方2人が両脇から抱え込むように自分を起こし
エントランスの前に運んでくれました。

「今、救急車を呼んだのでもう少し我慢して下さいね!」
そう言ってくれたディーラーの方に頷くと
幸い、意識もしっかりしていたのでウエストバックから
携帯を取り出してその場で自分の入ってる保険会社の担当に電話。
事故に遭った事を伝えて免許証入れから名刺を出して加害者に
渡し相手からも何か身元を証明できる物を要求すると相手は
学校の職員という事で名刺がないらしのでとりあえず免許証を
見せてもらって名前と住所を確認させてもらい電話番号を
その場で自分の携帯に入力しておきました。

事故から10分ぐらい、ディーラーの方が119番してから
5分ぐらい経った頃に救急車が到着。
救急隊の人にストレッチャーに乗せられて救急車の中へ。
最新の救急車の中で問診されるといきなり首にポリネックを
嵌められたんですよ。(・o・)
これは事故直後は意識があっても搬送中に意識を失ったり
嘔吐して排泄物で気道が塞がる事を防ぐためですね。^^;
その後、事故現場のディーラーさんに壊れた相棒のV100を残して
自分を乗せた救急車は病院に向かったのです。


以上が大雑把な自分が遭遇した事故の流れです。
それでは"なぜシュウホウ店長は事故に遭ってしまったのか?"
という話ですがその話の続きは次回にしましょう。(^_^;)b
このところ天気は悪いですがバイクやスクーターに乗る人は
くれぐれも気を付けて乗って下さいね!!(^_^)/
自分に落ち度や過失がなくても事故にあってしまう事があるのですから。

それではまた次のブログで会いましょう!!(^o^)/


From URF店長@シュウホウ(^^) 


posted by urf001シュウホウ at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の出来事(^^) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月29日

シュウホウが退院したよ!(BlogPet)

らぶ太からの報告だよ♪

シュウホウは退院したんだよ。
まだ歩けないけどとても元気だよ。(^^)♪

ラブ太もお手伝いしたいけど、らぶ太はバイクを動かせないの。


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posted by urf001シュウホウ at 12:23| Comment(1) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月22日

シュウホウは今頃・・・(BlogPet)

昨日、らぶ太は
「皆さんも自分で自分のバイクのメンテナンスをしてあげることで
バイクのコンディションを自分で把握してやることが出来るんですよ。
それもバイクとの対話なんです。」って
いいながらシュウホウが車椅子を走らせてるのかな。
って考えてたよ。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「らぶ太」が書きました。

posted by urf001シュウホウ at 12:13| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする